君も雛罌粟われも雛罌粟 与謝野鉄幹・晶子夫妻の生涯 上 文春文庫

渡辺淳一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167145224
ISBN 10 : 4167145227
フォーマット
出版社
発行年月
1999年01月
日本
追加情報
:
16cm,437p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • harass さん

    与謝野鉄幹・晶子夫妻の評伝。小谷野敦の本でおすすめの評伝として手に取る。実家が離散して十代の鉄幹は文学で成功しようと上京する。鉄幹は同人・明星の運営資金を妻の実家に出させ妻は放置。晶子を含む二人の女流歌人たちに同時に粉をかける。三角関係の愛の歌のやり取りを平然と雑誌で公開し妻は激怒。今の御時世でも奔放過ぎる彼らへの風当たりは強く…… ここまで我が強くなりたいものですわと思ったけどイカンでしょ。日露戦争のさなかに晶子は『君死にたもうなかれ』を発表して論議を呼ぶところで上巻は終わり。とにかく読みやすい。

  • kyouikufs さん

    与謝野晶子、与謝野鉄幹を中心に描いた伝記小説になります。多くの歌、手紙などを引用し、鉄幹、晶子、他の歌人である山川登美子などの出来事や心情を描いていきます。なにより作者の構成力には、脱帽せざるをえません。

  • あいくん さん

    ☆☆☆☆この作品は与謝野鉄幹・晶子夫妻の生涯を伝記風にたどった長編小説です。晶子は河野鉄南に恋心を持ちます。一年に29通の恋文を送ります。しかし、与謝野鉄幹と大阪の浜寺で出会った後は鉄幹に惹かれていきます。この作品の中では手紙が大きな意味を持ちます。短歌が添えられていることも多いです。平安歌人の世界のようです。せっかく送った手紙が家族によって焼かれたりして、本人のところまで届かないこともあります。そんなおそれがあるということでも手紙は切ないです。

  • スエ さん

    与謝野鉄幹・晶子夫妻の物語。「いさめますか道ときますかさとしますか宿世のよそに血を召しませな」罪と分かっていても、愛さずにはいられない。「人を恋することを恥じらうことはない」とは、確かにその通りなのだけれど。晶子の思いが成就してよかったとは思う。たとえその先に、さらなる苦しみがあったとしても。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品