仇討群像 文春文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167142902
ISBN 10 : 4167142902
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,484p

商品説明

「政七を殺した、あの雨の夜のぬいのことが、その顔が、その肉体が忘れきれない」─。同僚の妻への横恋慕、殿の寵愛に増長した小姓、不義密通の発覚など、色情が発端の殺人事件。その仇討のために人生を狂わされる人々の多様なドラマ。善悪や正邪を越え、人間の底知れぬ本性を描き出す、9つの異色短篇集。

内容詳細

「政七を殺した、あの雨の夜のぬいのことが、その顔が、その肉体が忘れきれない」―。同僚の妻への横恋慕、殿の寵愛に増長した小姓、不義密通の発覚など、色情が発端の殺人事件。その仇討のために人生を狂わされる人々の多様なドラマ。善悪や正邪を越え、人間の底知れぬ本性を描き出す、9つの異色短篇集。

【著者紹介】
池波正太郎 : 大正12(1923)年、東京に生れる。昭和30年、東京都職員を退職し、作家生活に入る。新国劇の舞台で多くの戯曲を発表し、35年、第43回直木賞を「錯乱」によって受賞。52年、第11回吉川英治文学賞を「鬼平犯科帳」その他により受賞する。63年、第36回菊池寛賞受賞。平成2年5月3日没。東京・浅草に池波正太郎記念文庫がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    面白かったです。「仇討」という名の群像劇でした。燃えたぎるような情念を感じ、それが物語の核になっているのでしょうね。殺し合いに取り憑かれた人たちの悲喜こもごもを見たような気がします。勧善懲悪ではない仇討。格好良いイメージではなく、愚行のような姿が描かれていると思います。

  • Kira さん

    図書館本。読むのは三回目か。何度読んでも読みごたえたっぷりで夢中になる。仇討ちをめぐる当事者たちの生きざまと、さまざまなドラマが描かれる。本書に収録された九篇の他にも、仇討ちを描いた短編や長編がいくつもあり、このテーマは池波氏のライフワークのひとつだったのかなと思えてきた。仇討ちに焦点をあてて池波小説を読み返すのも面白いかな。

  • Kira さん

    図書館本。読むのは二回目。仇討ちによって人生を狂わされた人々を描いた九篇を収録。仇討ちは、討つ側にも、討たれる側にも長く過酷な生活を強いる。仇討ちが織りなす様々なドラマと、当事者の生きざまが描かれている。それを群像と名づけた本書のタイトルがいい。読みごたえたっぷりだった。  

  • えりすこ さん

    仇討にも様々な形、経緯がある。討つ側も、追われる側も、もう普通の暮らしには戻れない、という中で、どういう風に人間は生きていたのかね。

  • unichin さん

    池波正太郎初期の仇討にまつわる短編集。事件の発端のほとんどが金と色なのはいつの世も同じ。どの仇討も興味深かったですが、ほろ苦さの残る「坊主雨」が特に好きでした。片岡仁左衛門丈の「霊験亀山鉾を観劇したばかりなので映像が頭の中で蘇りました。

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