史説山下奉文 文春文庫

児島襄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167141073
ISBN 10 : 4167141078
フォーマット
出版社
発行年月
1979年12月
日本
追加情報
:
363p;16

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読書メーターレビュー

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  • イプシロン さん

    有事にあってリーダーに要求されるのは、超法規的措置をもってでも危急の事態を乗りこえる力量ではなかい? と思考すると、山下奉文にはそのような面が薄く感じられた。勿論、有事であっても法治国家においては法律、軍隊においては命令が絶対である。しかしそうした中で生涯、怜悧に能吏的に職務を遂行した山下を知ると、悲劇感が拭えなかった。マレー戦での赫々たる戦果や無理な作戦指導に縛らてフィリピン戦を闘い抜き、自尊心のままに刑死に臨んだ生き方は高く評価でき、感動すら与えられもした。だが、何かやるせなさが拭えないのだ。

  • 金吾 さん

    ○日本陸軍の著名な将軍の後半生です。人物の印象は純朴、鋭利、小心、真面目であり、典型的な優秀タイプの日本人の一形態かなと感じました。あと国が破れると悲惨な状態になるということが伝わりました。「これからはアメリカ一辺倒になるが日本人はアメリカ人になれない。日本人としての教育、とりわけ責任感をしっかり植え付けねばならぬ」は至言だと思いました。

  • James Hayashi さん

    マレーの虎と言われ、海外にも知られた士官。仕えるならこういった漢気あふれる方に仕えたい。マニラで行われた裁判は、東京裁判以上の茶番であり報復行為である。

  • yuji さん

    226事件以降は、不遇の将である。天皇に東条英機に冷遇され続けるが常に皇道派として天皇を崇拝し続けている。シンガポール攻略時に降伏調印させたパーシバルがフィリピン投降時の降伏調印に同席していることは報復の何もでもない。虎というのは弱いものを追い詰めて仕留めるためマレーの虎というあだ名を嫌った。最期まで堂々としており、しつけ、教育が人をつくり国をつくると考えて自我の弱みを見せずに絞首刑台の露と消えた。

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人物・団体紹介

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児島襄

1927年(昭和2)、東京に生まれる。東京大学法学部卒業。共同通信社記者を経て、戦史家。日米双方の資料渉猟・取材に五年を費やして書き下ろした『太平洋戦争』は、軍隊経験のない世代によって書かれた戦争史として、その緻密な考証、劇的描写が高く評価され、66年(昭和41)に毎日出版文化賞を受賞。90年(平成

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