鼠 鈴木商店焼打ち事件 文春文庫

城山三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167139018
ISBN 10 : 4167139014
フォーマット
出版社
発行年月
1983年05月
日本
追加情報
:
20cm,239p

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読書メーターレビュー

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  • 佐々陽太朗(K.Tsubota) さん

    容姿端麗、頭脳明晰、高学歴、行いにそつなく、隙がない、女性にもてる、そんな男がいたとする。逆に頭脳は明晰なれど、小学校すら出ていない、容姿醜貌(はっきり言って醜男)、風采揚がらず、しかし仕事の上では才気煥発、常人には及びもつかない独特の発想を持ち、自分の信ずる道を盲目滅法まっしぐらに突き進む、そんな男がいたとする。どちらが人として魅力的か。私が友に選ぶとすれば迷わず後者だ。金子直吉、スゴイ人物が神戸の経済界に、いや、世界の経済界にいたものだ。それにしても大阪朝日新聞の唾棄すべき所行・・・恥を知りなさい。

  • 井戸端アンジェリか さん

    「お家さん」が女目線だったので、男から見たお家さんが知りたくて購入するもヨネさんはちょっぴり、大番頭直どんの生涯を絡めた、米騒動・鈴木商店焼打ち事件・倒産が主だった。事件について扇動した男は『新聞で書いてた』と言い、新聞は『世間が言ってた』と言う。噂ですか。後年、鈴木家の子孫が学校で鈴木は酷い事をしたと教わり泣いて帰って来た事をどう思うよ朝日新聞さん。 米と言えば、何年か前の冷夏の米不足を想い出しますが、近所のオバちゃん達は『農協は隠してる、アノ米屋はお得意さんしか売らない』なんぞとガヤガヤ噂してたな。

  • ゆーいちろー さん

    様々な読み方ができる小説である。一企業の盛衰の物語でもあり、一実業家の一生の物語でもある。ある一つの歴史的事実が、種々の理由から誤解を受けたり、事実を捻じ曲げられて伝えられたりすることがあるという具体例でもある。新世代と旧世代の人間の戦いであると同時に、新旧の時代の戦いの物語でもある。急速な成長を遂げた鈴木商店は、急激に倒れてしまったけれども、その膨大な関連会社から多くの戦後を代表する企業が生まれたのも事実である。結末は物悲しいが、活力の物語でもある。

  • シュラフ さん

    神戸の鈴木商店は三井・三菱・住友を凌駕する新興財閥であった。一時はその売上が日本のGNPの約1割に達したというからすごい。しかし、1918年の米騒動の際には焼き打ちに合い、1927年に倒産する。米騒動の際の焼き打ちは、大新聞による鈴木商店の米の買占めという扇動が火をつけたもの。だが、鈴木商店自体は米買占めはせずとも、社員らが裏で個人的に米の買占めを行っていた可能性があり疑惑を招いたのではないかという。鈴木商店の前近代的な経営体質をみると、ありえない話ではないように思える。    

  • あさぼん さん

    勤め先の企業研究を兼ね、米騒動のピーク、神戸の一大商社鈴木商店の焼き討ち事件の背景を詳細且つ従来の定説を覆す内容で描いたノンフィクション。通説では「悪役」である鈴木商店が本当は米を国内に回す側で、そうではなかったライバル商社Mと政治的・感情的に敵対していた大新聞Aの「誤報」による民衆煽動が生んだ悲劇を、鈴木商店、金子直吉そのものの人物像から描き出す力作。ウチを含め、双日や帝人、Jオイルミルズ、IHI、サッポロビール、太平洋セメントなど現在の日本の主要企業を生み出した大正の巨人、鈴木商店を知るには必読の一冊

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人物・団体紹介

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城山三郎

1927(昭和2)年8月18日、愛知県名古屋市生まれ。一橋大学卒業。愛知学芸大学(現・愛知教育大学)で教鞭をとる。57年『輸出』で文學界新人賞を、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受賞し、63年より創作に専念。74・75年『落日燃ゆ』で毎日出版文化賞と吉川英治文学賞、96年菊池寛賞、2002年朝日賞受賞。

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