武将列伝 戦国終末篇 文春文庫 新装版

海音寺潮五郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167135560
ISBN 10 : 4167135566
フォーマット
出版社
発行年月
2008年06月
日本
追加情報
:
16cm,438p

商品説明

乱れに乱れた戦国時代も、関ガ原から大坂の陣にかけていよいよ最終章へと向かう。遅すぎる登場に苦悶する7人の武将の姿を描く

信長・秀吉による天下統一の前後から武将の姿は激変し、多様化していく。大国の狭間において生き残りのため右往左往する地方武将もあれば、国持ち大名の元にあって、参謀として名を成す武将や官僚としての武将もいる。生れた場所が僻地であったり、遅く生れた武将がいる。知将、謀将、闘将……ジャンル化された武将の型。

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    海音寺潮五郎氏が戦国武将を分析し評する。黒田如水から加藤清正までの所謂、戦国後期の武将。まずは黒田如水。竹中半兵衛に比べると、やや暗い印象があった。しかし愛情に満ちた養育による人柄の良さを感じる逸話に驚く。家臣や領民との距離の近さ、親しまれる晩年は乱世で稀有だろう。幼児の秀頼を託す人物がいなかった秀吉の哀しい晩年。平定した四国から土佐一国に戻り、戸次川で期待の嫡子信親を喪い諦観を感じる長宗我部元親の晩年とは対照的。安定して評価の高い蒲生氏郷。蒲生氏郷や堀秀政が長命したら歴史はどう動いたか。安定の一冊です。

  • レアル さん

    登場の武将は黒田如水、蒲生氏郷、真田昌幸、長曾我部元親、伊達政宗、石田三成、加藤清正。この時代になると著者以外でも其々の武将評価がなされているという事もあり、どこかで読んだ話や聞いた話が多いが、それでも著者の見解は面白い。特にこの著者は好みの又は嫌いな武将がはっきりしていて、そういう部分も含めて読んでいて楽しい。この中では名前程度しか知らない蒲生氏郷。信長に見込まれ、秀吉にはその才を警戒され遠ざけられた勇猛な武将。読んでいてもう少しこの武将の事を知りたくなった。

  • しーふぉ さん

    蒲生氏郷を以前読んだ時に好きになった。信長の婿であり妹が秀吉の側室、息子の嫁が家康の養女と時の権力者から一目置かれていた。近江の6万石くらいの六角家の重臣の家柄から会津で約100万石を領するようになった。信長亡き後、雑談で信長と氏郷が同じ兵力を率いたらどちらが勝つか話題になる程、評価されていた。関ヶ原でもしも西軍に付いていたらどうなったろう?越後に上杉、会津に蒲生、常陸に佐竹がいたら家康も無茶出来なかったかも。

  • 広瀬研究会 さん

    北条、上杉、徳川との駆け引きに明け暮れた真田昌幸の評価が「身代不相応に知略たくましかったため、出処進退が不明朗」となってしまっていて苦笑を禁じ得ない。ミもフタもないけど確かに昌幸ってそんな感じかな。一方ベタ褒めだったのは黒田如水。おそるべき策士・野心家というのは誤っていて、本当は父祖譲りの仁愛深い殿様だったんだそうだ。ちょっと意外だったけど、官兵衛のことがかなり好きになりました。

  • めぐみこ さん

    天下統一前後の武将7人…黒田如水、蒲生氏郷、真田昌幸、長曾我部元親、伊達政宗、石田三成、加藤清正を収録。生き残りのため右往左往する者、参謀として名を成した者、官僚として活躍した者、まさに十人十色。如水の「しまった!もうすんだのか!」に大爆笑。四国統一を反故にされ子らを殺され、長曾我部家は豊臣が鬼門では?有力者と見れば片っ端から挨拶する伊達家の外交には舌を巻く。清正が九州に領地を持つまで、国内でたった二戦しただけなのは意外。

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海音寺潮五郎

明治34年(1901年)鹿児島県に生まれる。國學院大学卒業後、中学教師を勤めながら、創作活動を始める。『天正女合戦』と『武道伝来記』で第三回直木賞を受賞。『平将門』は歴史小説の先駆けとなった記念碑的大作。史伝『西郷隆盛』がライフワークで絶筆、未完作となった。昭和52年(1977年)死去(本データはこ

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