悪人列伝 古代篇 文春文庫

海音寺潮五郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167135485
ISBN 10 : 4167135485
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
追加情報
:
16cm,375p

内容詳細

歴史上、悪人ときめつけられてきた人物も、時の権力者によって貼られたレッテルにすぎないことが多い。改めてその時代の背景と人物像を見直してみると、人間的な側面が現われてきて興味ある実像が形作られる。蘇我入鹿、弓削道鏡、藤原薬子、伴大納言、平将門、藤原純友。海音寺史伝、待望の復刊。

目次 : 蘇我入鹿/ 弓削道鏡/ 藤原薬子/ 伴大納言/ 平将門/ 藤原純友

【著者紹介】
海音寺潮五郎 : 明治34(1901)年、鹿児島県に生れる。国学院大学を卒業後、指宿や京都で中学校教師を務めるかたわら創作にはげむ。「サンデー毎日」大衆文芸賞受賞を機に、執筆生活に入る。昭和11年、『天正女合戦』で第3回直木賞を受賞し、文名を不動のものとした。和漢の書にあまねく通じ、綿密な時代考証の上に、独自の史観を展開し、小説に随筆に新たな領域を拓き、多くの著作を残した。昭和52年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    日本では、悪者とされている歴史上の人物を、列伝の形でまとめたもの。的確に暖かく描いてくれている。

  • レアル さん

    悪人列伝シリーズ1作目は古代篇。蘇我入鹿、弓削道鏡、藤原薬子、伴大納言、平将門、藤原純友が描かれている。この巻だけなのかそれとも全巻共通か、史実の古い順に並べてくれているので読みやすい。一番の興味はやはり大ファンの入鹿。トップに入鹿をもってきて描いてくれるこの心憎さ(笑)どんな悪人に仕上げてくれた?と興味津々で読んだ。史料などから描き出すその内容も良いが著者の考証が私には楽しかった。海音寺節が光るこのシリーズ。次巻は誰が描かれているのか楽しみ☆彡

  • Book & Travel さん

    歴史小説とは異なる「史伝」シリーズ。古代篇は蘇我入鹿から藤原純友までの6人。ただし彼らは必ずしも中心に描かれず、時代背景や周辺人物が綿密に描かれる中で、この「悪人」達が浮き彫りにされていく。文献から史実を丹念に考察しつつ、「ぼくはこう考えたい」と筆者の主観も明確に書かれる形は、読みやすくとても心地が良い。また通して読むと飛鳥〜平安前期までの歴史が網羅でき、かつ内容が濃いので勉強になった。ここで出てくる悪人達は必ずしも真の悪人ではなく、権力を持った本当の悪人が別にいるようで、この切り口が面白い。

  • KEI さん

    悪人と言っても、大勢人殺したなど悪逆非道の人でなく、体制側に敗れて悪名を広められた人が中心。史伝形式で小説でないため、文献をもとに論述めいたところがあり、それはそれで面白いのだが、馴染みのない藤原薬子、伴大納言のパートは正直眠たくなった。もっと歴史を知りたいという人にはいかがでしょうか。

  • しーふぉ さん

    蘇我入鹿、弓削道鏡、藤原薬子、伴大納言、平将門、藤原純友の六人を書いた史伝。しかし例えば平将門の章では菅原道真について詳細に書かれていて、かなり幅広い。父親の本棚にあったのを小学生の頃読んだのを思い出しながら読んだ。

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海音寺潮五郎

明治34年(1901年)鹿児島県に生まれる。國學院大学卒業後、中学教師を勤めながら、創作活動を始める。『天正女合戦』と『武道伝来記』で第三回直木賞を受賞。『平将門』は歴史小説の先駆けとなった記念碑的大作。史伝『西郷隆盛』がライフワークで絶筆、未完作となった。昭和52年(1977年)死去(本データはこ

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