天と地と 中 文春文庫

海音寺潮五郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167135447
ISBN 10 : 4167135442
フォーマット
出版社
発行年月
2004年03月
日本
追加情報
:
16cm,444p

内容詳細

越中との戦いで討死した為景に代わり守護代となった長兄・晴景だが、凡庸な器量のためか、国内に争乱が続く。宇佐美定行の許で武将としての修業を続ける景虎は、幾多の合戦で勝利し武名を挙げ、次第に兄弟の仲は悪化する。兄との戦いに勝利した景虎は、天文十八年(1549)弱冠二十歳で長尾家当主となり、越後統一を実現する。

【著者紹介】
海音寺潮五郎 : 明治34(1901)年、鹿児島県に生れる。国学院大学を卒業後、指宿や京都で中学校教師を務めるかたわら創作にはげむ。「サンデー毎日」大衆文芸賞受賞を機に、執筆生活に入る。昭和11年、『天正女合戦』で第3回直木賞を受賞し、文名を不動のものとした。和漢の書にあまねく通じ、綿密な時代考証の上に、独自の史観を展開し、小説に随筆に新たな領域を拓き、多くの著作を残した。昭和52年12月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • W-G さん

    中巻になり、いよいよ冴え渡る戦勘を発揮し始める景虎。兄晴景との対立から越後平定までが描かれているが、実は頁の多くは、晴景の寵愛する、藤柴と源三郎の姉弟に割かれている。ここは完全な創話と思われるが、これが実に面白い。妙に藤柴を深掘りしているので、下巻でどういう始末がつくのか楽しみ。他にも、上巻で存在感を醸していた柿崎も再登場し、今後の展開にどう絡むか気になるところ。乃美は…最後は切ない結末が待っている予感。そしていよいよ高まる甲斐国信玄との緊張感。下巻で存分に川中島が堪能出来そう。

  • レアル さん

    景虎も成長した。こちら越後平定を武田家との関係が緊迫し晴信と交戦する辺りまで描かれている。兄晴景との戦い、そして武田との対立。そして若さゆえの葛藤や悩み。成長物語は読んでいて本当に楽しい。ラスト1巻はやはり川中島よね。下巻へ。

  • ともくん さん

    景虎の兄、晴景の愚ばかりが目に止まる。 真面目に健やかに成長する景虎。 晴景に代わり、守護代に。 そして、越後統一を果たし、名実共に国主となる。 怠惰に耽けることなく、真面目に事を果たせば、夢は実現する。

  • はらぺこ さん

    おーっ、飛加当!あれ?これで終わり? 松江や藤紫が出てくると色が変わるので、退屈した頃に登場してくれると嬉しい。 景虎、女の事で悩み過ぎやと思う。当時の恋愛と今の恋愛は違うので比べたらアカンのを踏まえた上で今の視点で景虎を見ると、誰からも言い寄られた事の無いモテない男が女に対して張った防御(虚勢?)に思えて仕方ない。 堺が発展した理由や石山本願寺が強固な理由も分かったので良かった。

  • 只三郎 さん

    中巻は越後平定、そして武田晴信(信玄)率いる武田家が越後近傍まで進出してきたところまでの話し。冴え渡る采配で越後を平定したが、若さゆえの悩み等、絶対的なカリスマ性からは想像出来ない景虎(謙信)の姿を見せてくれた巻であった。次巻は遂に川中島の戦いが描かれる。どの様な場面になるか、今から楽しみだ。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

海音寺潮五郎

明治34年(1901年)鹿児島県に生まれる。國學院大学卒業後、中学教師を勤めながら、創作活動を始める。『天正女合戦』と『武道伝来記』で第三回直木賞を受賞。『平将門』は歴史小説の先駆けとなった記念碑的大作。史伝『西郷隆盛』がライフワークで絶筆、未完作となった。昭和52年(1977年)死去(本データはこ

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品