蒙古来たる 上 文春文庫

海音寺潮五郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167135386
ISBN 10 : 4167135388
フォーマット
出版社
発行年月
2000年09月
日本
追加情報
:
556p;16

内容詳細

鎌倉時代の中頃、蒙古が日本に臣従を求めてきた。諾否二分した国論に思い悩む若き執権・北条時宗。恭順派の西園寺中納言実兼と北条一門。赤橋義直と抗戦派の伊予の御家人河野通有は、日本へ逃れて来たペルシアの姫君セシリアを巡り、激しい暗闘を繰り返す。刻一刻と迫る蒙古襲来。緊迫する状況に執権・時宗の決断は如何に。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 旗本多忙 さん

    蒙古は広くアジアを席巻して、海を渡って日本まで手に入れようとしたのが元寇事件だ。この結末は誰もが知るところで、多く人命は失われたが襲来は失敗に終わる。蒙古来たる!だが上巻では蒙古との交戦はない。蒙古に滅ぼされペルシャから亡命したセシリア姫一団が策謀家の公家西園寺実兼、赤橋義直らに追われるのが中心である。姫を助けた獅子島小一郎、ヘラクレスのような伊予の後家人河野通有らの活躍に興味をひく。下巻では朝廷や幕府の動きも見えるのだろうか。

  • 金吾 さん

    日本に及ぼした影響は大でありながら、余り小説化されていない元寇を題材にしています。特に施政者を主体にしていない部分が珍しいです。ただ進展がゆっくりしているのでいつ蒙古が襲来するのだろうと思いました。

  • Melody_Nelson さん

    海音寺先生お得意のプロットの中に、蒙古襲来に揺れる鎌倉時代を当てはめてきましたね。ぶっとび系のエンターテイメントも含まれてて、楽しく読めます。この時代を描いた小説は殆ど読まないので、色々と学べる点でも良いな。

  • TheWho さん

    北条時宗執権時の鎌倉時代中期、蒙古襲来前夜の混沌とした時代が舞台となる。著者が他の作品でも多々登場する傀儡衆と海賊とも言える伊予・河野水軍の当主、没落御家人母子、上皇方公家兄妹、反執権方の赤橋氏らが、蒙古に対する北条時宗の強硬外交路線への思惑による陰謀、抗争を呼び、そして蒙古に滅ばされたホルムズ帝国末裔の王女主従を交えて壮大かつ痛快な物語として展開していく。次巻でいよいよ蒙古襲来がどのように語られるか楽しみである。

  • うたまる さん

    小一郎と多子姫、イスマイルとセシリア姫などの人間模様が近景。朝廷と幕府、主戦派と和平派などの政治的駆け引きが中景。そして宋の衰退と元の興隆などの世界史が遠景となっている歴史大河ドラマ。それらが互いに絡まって上下巻合わせて1,000ページに及ぶ大作だが、元寇と言えば北条時宗くらいしか知らない私にとっては、この舞台装置だけでワクワクです。しかし、上巻を読み終えても、「蒙古来たる」なのにまだ蒙古が来ない。急ぎ下巻へ。

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海音寺潮五郎

明治34年(1901年)鹿児島県に生まれる。國學院大学卒業後、中学教師を勤めながら、創作活動を始める。『天正女合戦』と『武道伝来記』で第三回直木賞を受賞。『平将門』は歴史小説の先駆けとなった記念碑的大作。史伝『西郷隆盛』がライフワークで絶筆、未完作となった。昭和52年(1977年)死去(本データはこ

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