吉宗と宗春 文春文庫

海音寺潮五郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167135324
ISBN 10 : 4167135329
フォーマット
出版社
発行年月
1995年04月
日本
追加情報
:
16cm,312p

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読書メーターレビュー

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  • hit4papa さん

    徳川吉宗と尾張 徳川吉春の相剋を描いた歴史小説です。将軍継承問題で煮え湯を飲ませられた尾張家の藩主 吉春は、吉宗の綱紀粛正、質素倹約を旨とした政策、いわゆる享保の改革に敢然と反旗を翻します。孤軍奮闘に近い頑張りですが、吉春が生来の豪放磊落な人物として描かれていて実に痛快です。一方、敵役の吉宗は、TV時代劇の主役の座から転げ落ちてしまうくらい神経質な男として対比されています。二人の押したり引いたり頭脳戦が見所でしょうか。昭和14年作品ですが、いささかも古びた感じがしません。著者の格調高い文章が好みです。

  • asajee さん

    宗春あっぱれの一冊。名古屋に住んでいる自分としては、ついつい、宗春に肩入れして読んでしまった。昔は地元名古屋でも宗春はあまり有名でなかったと思う。けど最近、名古屋の小学校によっては歴史の学習で取り上げられることもあるし、少しずつ有名になってきたかな。将軍家と過去にいろいろあったことを差し引いても、宗春の政策のよさが光っていると思う。宗春の頃の尾張名古屋で栄え、今も続いている松坂屋(その前身の、いとう呉服店)など、宗春の世の名残りは少しではあるが今の名古屋にも残っている。

  • 中島直人 さん

    読了

  • まりこ さん

    宗春が地方分権で尾張をそのまま統治できていたらと思う。吉宗は幕府本位の経済制裁、幕府の財政建て直し。宗春は天下の政治の邪魔とされたが、世間の景気、経済活動、機を見、変を察して時処位に最も適合した策を取っていた。ストイックな武士道が似合わない人間らしい人。金は天下のまわりもの、野放図な贅沢はだめだが、倹約でお金を使わない事は、金銀が金銀の役目をしないばかりか、町人、百姓、職人の仕事はとんと上がったり。人の生活は豊かにならない。

  • さっと さん

    将軍継承問題からの因縁に正反対の性格で対立する八代将軍吉宗と尾張藩主宗春。宗春かっこよすぎ。

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海音寺潮五郎

明治34年(1901年)鹿児島県に生まれる。國學院大学卒業後、中学教師を勤めながら、創作活動を始める。『天正女合戦』と『武道伝来記』で第三回直木賞を受賞。『平将門』は歴史小説の先駆けとなった記念碑的大作。史伝『西郷隆盛』がライフワークで絶筆、未完作となった。昭和52年(1977年)死去(本データはこ

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