残照に立つ 文春文庫

曽野綾子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167133108
ISBN 10 : 4167133105
フォーマット
出版社
発行年月
1979年06月
日本
追加情報
:
302p;16

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 鈴木 千春 さん

    「銀行役員の優しい夫、よく出来た息子、娘夫婦と可愛い孫に囲まれて穏やかな日々を送る老婦人。しかし、人生の残照に立って彼女の心中に無念の想いがあろうとは、、、」 その時々の読書中の本に気持がリンクしてしまう私は、幹子の真実を見抜く眼が開かれ、不幸感にたどり着いた独白に我が事のような絶望感を感じた。 「心眼が見えてきた」ら人は不幸になるのだろうか? 私も「残照に立つ」ているので、、、

  • Kadme さん

    幹子さんに憧れてしまいました。

  • 桜もち 太郎 さん

    「人間としての目は少しは効く年になりました。・・それまで見えなかったものも、気味が悪いほど見えて来ます。」と、冒頭に主人公の家政婦・梅田さんが語るところから始まる。勤め先の奥さんの死を通して、本当の幸せとは何かを問いかけている作品。自分の人生が幸せかどうかは他人が決めることではない。死んだ奥さんは自分の人生は不幸だと実感した。それを家政婦・梅田さん人は伝えたが、夫には打ち明けなかった。それが奥さんの夫に対する感謝の心だったのだろうか。

  • ジャンズ さん

    曽野綾子さんのエッセイはたくさん読みましたが、小説は初めてです。長い間家で温めていた本です。時代を超えての人間の普遍的な物があると感じました。現実を正視することが怖くて、見ないでいるほうが幸せであるように思い、また思い込む。しかしそれが優しい虚偽と気づいてしまった幹子さんは無残だった。気づかなかった方が幸せであったのかもしれないです。

  • なが さん

    この奥様のように成熟したいと思いながら生きているはずなのに、いざそうなったら…どうなのか…考えさせられます。 個人的には今年1番読んでよかった本です。

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人物・団体紹介

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曽野綾子

1931年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。『遠来の客たち』(筑摩書房)で文壇デビューし、同作は芥川賞候補となる。1979年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者、1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」

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