栄光なき凱旋 下 文春文庫

真保裕一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167131135
ISBN 10 : 4167131137
フォーマット
出版社
発行年月
2009年08月
日本
追加情報
:
16cm,460p

商品説明

日本の敗色が濃くなる中、日系兵の苦闘はつづいていた。ジローとマットは敵地に潜入し、入手した極秘文書を日本軍に取り戻させるという危険な任務に挑み、イタリア戦線に投入されたヘンリーは、すさまじい戦闘に地獄を見る。終戦を迎え、凱旋した彼らを待ち受けていた未来とは――。青春群像大作、堂々の完結。 解説・池上冬樹

内容詳細

日本の敗色が濃くなる中、日系兵と苦闘はつづいていた。ジローとマットは敵地に潜入し、入手した極秘文書を日本軍に取り戻させるという危険な任務に挑み、イタリア戦線に投入されたヘンリーは、すさまじい戦闘に地獄を見る。終戦を迎え、凱旋した彼らを待ち受けていた未来とは―。青春群像大作、堂々の完結。

【著者紹介】
真保裕一 : 昭和36(1961)年、東京都生まれ。アニメーションの制作に携わった後、平成3年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。8年『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、9年『奪取』で日本推理作家協会賞と山本周五郎賞、18年『灰色の北壁』で新田次郎文学賞をそれぞれ受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • gonta19 さん

    2009/8/8 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。2015/3/4〜3/11この長編は最後の章のためにあったんだな。『栄光なき凱旋』とは良くつけられたタイトルだ。以前、戦争小説を良く読んだが、不思議と日系人目線のものは読んだことは無かった。どんなに凄まじい葛藤であったろうか。戦後70年の記念すべき年に読めた幸運に感謝。また、多くの不幸を生み出す戦争は決して起こしてはならないことを強く再認識させられた。長い小説ですが、未読の方は是非。

  • ミカママ さん

    下巻は一気読み。重い、重いなぁ。ついつい日本軍の目線で物語を追ってしまっていて、「あぁこれってアメリカサイドなんだ」と引き戻されることしばし。ラストはなぁ、ああなったのは物語としてはきれいにまとまったけれども、残念な気がしてならない。いずれにしても、今の時代に生きる私たちは幸せ。こういう日系人たちの犠牲のもとに成り立っていることを忘れてはならない。

  • HoneyBear さん

    小説の前半(1巻目)がかなり退屈だが、後半の凄さはそれを上回って有り余る。太平洋戦争時の日系人社会の在り様、日系二世の苦悩といろいろな生き様がストレートに伝わってきた。戦場のシーンは凄まじい。アマゾンの次の評に全く同感。(自分もこんな風に書きたい。)「…主人公や仲間達、脇を固める人物達まで、それぞれの個性が掘り下げられており、心の痛みも痛切に伝わってくる。…読後は虚しさなのか、儚さなのか、切なさなのか自分でも解せない感情と清々しい感動に包まれた。」

  • crazy cool joe さん

    戦争を生き抜いた三人だけど、まさか牢屋に入ったジローが一番長生きするとは思わなかった。戦争に対して真摯に向き合っている本だと思う。面白かった!

  • じゃじゃまる さん

    間違いなく名作です。太平洋戦争をアメリカしかも日系人の立場から描写。前半は志願兵にならなければならなかった事情や、当時の日系人の扱われ方や感情などがきめ細かく描写され、主人公の3人のそれぞれの目線での進行。後半は一気に戦場シーンへ。殺さなければ自分がやられる、そんな状況の中で、どんどん人を撃つことが平気になっていく感情。日系人部隊、、、わずか70年前に、こんなことが起こっていたんだなあって、戦争ものは定期的に読みたいですね。最後の裁判のシーンは秀逸です。

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真保裕一

1961年東京都生まれ。’91年『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。’96年『ホワイトアウト』で第17回吉川英治文学新人賞、’97年『奪取』で第10回山本周五郎賞、第50回日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で第25回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行され

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