聖少女

三好徹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167121020
ISBN 10 : 4167121026
フォーマット
出版社
発行年月
1983年01月
日本
追加情報
:
253p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    第58回(昭和42年度下半期)直木賞受賞作品。 純粋無垢な悪魔のような少女を描く作品は多いが、本書は逆に過去の少女の呪縛から逃れられない検察官を描く。 過去の栄子と現代の英子。大人の常識など全く通用しない「無道徳」的な明るさをうまく描いていて、新鮮である。過去から逃れられない大人は女性だけでは ない。

  • 冬見 さん

    「聖少女」殺人を犯した少年と気まぐれな一夜を共にした少女の不可解な行動「背後の影」青髭に引っかかり姿を消したらしい女とそれを追う記者「汚れた天使」娼婦が見せた世の中の残酷な仕組み「鋳匠」鐘が焼け落ちた後命を絶った鋳匠◆表題作は直木賞受賞作。どの作品もミステリテイストで物語展開やオチに珍しさはないが、描写が上手く引き込まれる。「鋳匠」が特に良かった。著者が元新聞記者だからか登場人物に記者が多く、記者ならではのネタやトリックがあり面白い。どの作品も突き放され呆然と立ち竦むようなラストで、印象に残っている。

  • oknkareha さん

    第58回。少女・少年を無垢として描ききっている点が素晴らしい。少年・少女は無垢な存在で、罪を犯すのは社会に汚されてしまったせいなのである。非行少女と聖少女という、一人の人間の中に両立しえない二面性を持つ立花英子と同時に、過去失踪した主人公の娘の栄子が語られる。栄子もまた英子と同じ二面性を持ち合わせるが、非行の面は事実であるに対し、聖の面は主人公の願望的補完である。そうした、栄子という娘を持つ主人公が、立花英子の二面性を目の当たりにし、娘の失踪を肯定できたのではないかと思う。

  • timorry さん

    解説にもあるように、それぞれの短編が、「聖少女」という言葉をキーワードに、互いにリンクしているのはわかる。けれども、なにせ話の内容難しくて、読解に時間がかかる>_< 直木賞は、難しい作品が多いのかな?

  • hikarunoir さん

    ただ嘘つきってだけじゃんか。

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人物・団体紹介

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三好徹

1931年、東京生まれ。旧制横浜高商(現横浜国立大学)卒業。読売新聞社に入り、記者生活後、67年『風塵地帯』で第20回日本推理作家協会賞、68年『聖少女』で第58回直木賞受賞。2021年4月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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