山が見ていた 文春文庫

新田次郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167112288
ISBN 10 : 4167112280
フォーマット
出版社
発行年月
1983年02月
日本
追加情報
:
16cm,330p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mura_海竜 さん

    久しぶりの新田さん。19冊目。短編集全15編。30年前以上前に書かれたもの。話の時期は戦争期から昭和40年代くらいまでか。物語間のつながりはない。新田さんでよく読んでいる山に関する本ではなかった。やはり彼の文体が好きだ。最後はゾッとしたり、何か心の中にモヤモヤするものが残る。良かったのは最後の表題作「山が見ていた」で後味の良い話だった、この編は山関連で山の吹雪、緊迫したシーンが良し。短編なので通勤電車の細切れの時間に読んだ。

  • 大阪魂 さん

    山てタイトルにあるから当然山岳小説ておもててんけど、読んだらほとんど山関係あれへん、昭和のサスペンス話が15の短編集やった!どれも隣人とか親戚へのやっかみとか、身近な人奪われたり恥かかされた恨みとか暗い話系ばっかりやってんけど、悪いやつがバチがあたる結末が多かったんで、イヤミス感はそんななかった!この中ですっきり読めたんは、ひき逃げした宮沢が雪山で中学生助けた「山がみていた」、旦那が情事してるって隣のおばさんに吹き込まれた妻とヒビはいった夫の巻き返し「情事の記録」くらいかな。新田さん、次は歴史もんよもかな

  • まさげ さん

    新田次郎には珍しい下界を舞台にした推理小説でした。嫉妬・恨み・狡さ等、人間の心の闇にゾッとさせられました。

  • キムチ27 さん

    単行本は40年以上前の発刊。15のショートが入っている。短いと思っても侮れず、3回読み返さないと伏線と捻りが理解できないのもあった。 タイムスリップしたような読後感。今でもどこかにありそうな「水原弘のキンチョール看板」の世界が広がる。登場する人物はITとは別次元。ひたすら自分の足で歩いて、自分の感覚で行動する「市民」 何やら清張の短編集にも似通った不思議感覚。 そもそも、筆者がミステリーを書いていたこと自体、驚きだったけど、なかなかの味。 表題作が筆者らしく山の空気が立ち込めていたし、味も濃い。

  • shinn さん

    山岳小説の長編中編は好きでまあまあ読んでいるが、非山岳の短編は初めて。驚くほど清張にテイストが似ている。戦争由来の復讐譚あり、男女の縺れありだが清張のようなドロドロ顚落感はなく性描写も淡白で物足りない^^。私が最近清張に蝕まれてるから?表題作の「山が見ていた」や冒頭の「山靴」山が絡むと途端に面白くなる。 山靴、沼、石の家、危険な実験、十六歳の俳句、ノブコの電話、死亡勧誘員、情事の記録、エミの八回目の結婚、七年目の顔、おしゃべり窓、執念、黒い顔の男、胡桃、山が見ていた 全15編。他では石の家と胡桃が好み。

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人物・団体紹介

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新田次郎

1912(明治45)年6月6日‐1980(昭和55)年2月15日、享年67。本名:藤原寛人(ふじわらひろと)長野県出身。『強力伝』により第34回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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