ムツゴロウの放浪記

畑正憲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167108229
ISBN 10 : 4167108224
フォーマット
出版社
発行年月
1983年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
346p;16

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読書メーターレビュー

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  • トムトム さん

    精神的にも肉体的にも放浪しているムツゴロウさんの若い頃。おそらく20代。今の若い子には信じられないようなギリギリの生活です。人生経験が人間を作るのだなぁとしみじみしました。ムツさん若い頃、自殺しかけています。

  • よし さん

    あのムツゴロウ氏が死を決意するほどの貧困とやり場のない焦燥感と挫折にさいなまれていたとは驚きだった。身重の妻とパチンコ屋で過ごす日々の苛立ち。実家の母から「堕胎しろ」といわれた屈辱。山谷での雀荘のメンバーとなり暮らす。老娼婦サチコさんとの会話は涙ぐましい。よくぞこんな修羅場を乗り越えたものだ。終戦での満州での逃避行を綴った「あの日あの時」の母の手記の壮絶さに圧倒されてしまった。「復活」した畑氏のその後の人生をますます読んでみたくなった。よい意味で期待を裏切られた。今年一番の感動作。

  • Ryoichi Ito さん

    畑正憲青春時代の文字通りの放浪記。妻やお腹の中にいる長女の名も実名で出る。東大大学院動物学教室の修士課程終了間際に大学をやめて,アルバイトをしながら小説を書く。家庭教師,塾の教師,翻訳,パチプロ,麻雀師...なんでも上手い。畑は天才だ。しかし長続きしない。何をしたいのか自分でもわからない。才能がありすぎる人間の悲劇だろうか。山谷の老娼婦に諭されて放浪の季節を抜け出すまでの自伝的小説だ。

  • Akio Kobayashi さん

    いやいやめっちゃ面白いって

  • 午睡 さん

    青春のひりつくような焦燥感が、読む者の胸に迫る傑作だと思う。ムツゴロウさんといえばテレビの露出で、動物好きなおじさんというイメージが強いが、この本を読むと怜悧で、それゆえに苦しむ求道の人だ。 インタビューで北海道のご自宅にうかがってお話を聞いたことがあるが、事前にこの本を読んでおくべきだった!畑正憲という人間のもっとも大事な部分が飾らず率直に表出されていると思う。 そして、あのときかたわらにいて、びっくりするほどうまいコーヒーをいれてくださったのが、この本に出てくる恋人にして愛妻の純子さんだったのだ!

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人物・団体紹介

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畑正憲

1935年、福岡県生まれ。東京大学理学部卒業。同大学院を経て、60年、学習研究社映画局に入社し動物記録映画の制作に携わる。その後、作家として活動。68年、『われら動物みな兄弟』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。77年、菊池寛賞受賞。2011年、動物学教育賞受賞。テレビ出演も多く、「ムツゴロウとゆか

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