松本清張傑作短篇コレクション 下 文春文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167106966
ISBN 10 : 4167106965
フォーマット
出版社
発行年月
2004年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,462p

内容詳細

清張の傑作短篇を宮部みゆきが選ぶシリーズ最終巻。昭和史の謎に精力的に取り組んだ清張が、権力に翻弄される人間を描いた「帝銀事件の謎」「鴉」や、絶妙なタイトルとストーリーの傑作「支払い過ぎた縁談」「生けるパスカル」「骨壷の風景」。さらに横山秀夫ら松本清張賞受賞作家が推薦する名作「西郷札」「火の記憶」「菊枕」も収録。

【著者紹介】
松本清張 : 1909年福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。67年吉川英治文学賞、70年菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92年死去

宮部みゆき : 1960年生れ、東京・深川育ち。「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞を受賞。「魔術はささやく」で日本推理サスペンス大賞、「龍は眠る」で日本推理作家協会賞、「本所深川ふしぎ草紙」で吉川英治文学新人賞、「火車」で山本周五郎賞、「蒲生邸事件」で日本SF大賞を受賞。「理由」で第120回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おか さん

    上 中巻と同じで 宮部さんの前口上が まず良い( ◠‿◠ )そして 今回は松本清張賞を受賞された 山本兼一氏、森福都氏、岩井三四二氏、横山秀夫氏が清張作品のどれが好きかという質問への回答もとっても面白い( ◠‿◠ )そして 本家本元の松本清張作品 は流石の宮部さんチョイスです。最後に出てきた「西郷札」「菊枕」「火の記憶」は やっぱり好きな作品です*\(^o^)/*

  • 佐島楓 さん

    「生けるパスカル」の主人公の身勝手さと物語当初からの伏線が凄絶。清張作品の男性はどうしてこうも女性にだらしないひとが多いのだろう。もちろん男性を手玉に取る女性も登場する場合もあるので一概には言えないのだが、この短編には絶句してしまった。この作品集は清張初心者にとてもおすすめです。

  • geshi さん

    『支払いすぎた縁談』ラスト2行の石包丁に込められた激情の味わい。『生けるパスカル』矢沢に同情する夫たちに向けての犯罪小説。緻密と簡易が妙なバランス。『骨壺の風景』位牌と共に辿る祖母の人生は確かな存在感。『帝銀事件〜』平井無実説までは論理的だけど第731部隊だすのは陰謀論。『鴉』浜島の性格的裏打ちを丁寧にやってからの理屈というオチの切れ味。『西郷札』男達の欲と嫉妬が行動で描かれるから余計ドロドロ。『菊枕』ぬいの感情と対比し圭助が己を消していて逆に印象に残る。『火の記憶』火の山の情景が実にインパクトある。

  • tu-bo@散歩カメラ修行中 さん

    意外かもしれないが、松本清張は芥川賞を受賞している。芥川賞は、作家の資質に、直木賞は、作品に与えられるというのが私の意見である。この本を読むとどの作品もじつに読ませる。文体、構成 なにがというわけではないのに、実に読ませる。底が知れないという印象。最後にこの作品集を読んで浮かぶ心象風景はは、見事に無彩色だった。<(_ _)>

  • シュラフ さん

    松本清張作品に対する山本謙一の・・・清張作品にながれる人間のどす黒い情念や愛憎を、読み物として楽しむためには、ある程度の社会経験が必要なのだと思う・・・といった評が分かりやすい。例えば「鴉」における 会社において出世に乗り遅れた男のどす黒い情念からくる逆恨みというものが自分にはよく分かりすぎて怖い。若い頃であれば、そんな男の気持ちなどはまったく分からなかったであろう。社会は個人に対して優しくはない・・・凡人にとってはそんな厳しい現実を知るためには経験を積まねばならないのである。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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