神々の乱心 下 文春文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167106867
ISBN 10 : 4167106868
フォーマット
出版社
発行年月
2000年01月
日本
追加情報
:
16cm,446p

内容詳細

昭和八年、「月辰会研究所」から出てきた女官が自殺した。特高係長は謎を追うが——。満洲と日本を舞台に描いた未完の大作千七百枚

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読書メーターレビュー

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  • 雪風のねこ@(=´ω`=) さん

    満州国に関東軍と阿片。物語は大きくなっていく。権力を持っているものでも、いや持っているからこそ神仏に頼りたくなるのだろう。そんな中でも色欲を挟み込んでくるのは著者らしいと言える。深町女官にしろ相当な欲だったに違いない。上巻の言動からよく解る。未完となったのが残念だが…想像するに主要な人物は互いに殺し合い、最後に萩園、吉屋がやっと逢って物語を締める…というような感じかなぁ。それにしても思うんだが、劇中に出てくる料理の美味しそうなこと!

  • まーくん さん

    清張未完の大作、下巻。壮大なスケールで展開されるストーリー。舞台は北関東から満州へ、テーマも宮中、新興宗教から阿片まで。月辰会の謎を追う特高係長と華族の次男。渡良瀬遊水池に浮かぶ死体。吉林省九臺の道院。いったい収拾つくのかと心配になるくらいだが、そこは大作家、次第に各テーマが繋がり謎が解き明かされていく。が、何しろ未完ゆえ結末がわからない。深町女官から先、宮中へのつながりが如何に。大宮さま(貞明皇太后)まで行き着くのか?呪いの先は?そのへんのタブーを清張の筆はどこまで迫ろうとしていたのか?

  • jima さん

    未刊というのが残念。広さも深さも、すごい作家だったとわかる。

  • スリーピージーン さん

    未完と知っていても、それでもやはり結末がないのはとても残念。それはこれを読んだ全ての読者の感想でしょう。生前の著者と編集者との打ち合わせでほぼ結末はわかっていたそうなので、巻末の補完は親切だと思いました。戦争末期と戦後の混乱時に様々な魑魅魍魎の暗躍があったように、いずれまた利権争いや汚職隠蔽の日本にはこんなことが起こるかもしれません。あの小説は清張の預言だった!!なんてことが起こるかも。 平成の次の世に。

  • みなみ さん

    上巻のいろいろな事が下巻でつながり、これからという時の未完の大作。結末まであと少しだという事ですが、松本清張さんだから、その少しにいろいろな話があったのに‥‥と思うと本当に惜しいです。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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