屈折回路 文春文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167106492
ISBN 10 : 4167106493
フォーマット
出版社
発行年月
1980年07月
日本
追加情報
:
326p;16

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    60年代、アメリカ軍の細菌戦術を意識した国内のポリオ事件にまつわるミステリ。熊本の衛生研究所員香取喜曾一の自殺と北海道で局地的に流行った小児麻痺にはなんらかの関関係があるのか。そのウィルス研究の母体は?それが国家的な規模で行われているのだとの思いにとらわれたとき、主人公は、もはやこの世界から排除される側へとすべり落ちていく。

  • でんすけ さん

    「わたし」は、従兄の自殺を機に、北海道、九州と各地のウイルス感染症の集団感染の調査にのめり込む。そしてウイルスの背後にある国家的な陰謀に迫っていく。はじめ心惹かれていたがなかなか手を切れない女との逢瀬も、次第に重荷になり心に絡まってくる。読んでいて、この思い込みの強さに呆れながら、それでも心情に自分を重ねてしまう。一人称視点で書かれているのがこの物語の凄まじいところ。

  • URI(病気養生 さん

    ポリオを描いたネタだが、むしろ日常に潜む非日常を感じたとき人はどうなるのかというものを描いておりエンディングの意外さを含めネタは尽きないもんだと感じる。

  • Fumihiko Kimura さん

    再読。60年代のポリオ流行に、愛憎や731部隊や帝銀事件を絡める。素材を放置した感もあるが、ラストの鑑定書による終結はいかにも清張。ポリオ流行はコロナ禍にあって頗る現代的。個人的には熊本が舞台の一部になっていて好きだ。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909‐1992。福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)生れ。給仕、印刷工など種々の職を経て朝日新聞西部本社に入社。41歳で懸賞小説に応募、入選した『西郷札』が直木賞候補となり、1953(昭和28)年、『或る「小倉日記」伝』で芥川賞受賞。’58年の『点と線』は推理小説界に“社会派”の新風を生む。生涯

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