坂の上の雲 3 文春文庫 新装版

司馬遼太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167105785
ISBN 10 : 4167105780
フォーマット
出版社
発行年月
1999年01月
日本
追加情報
:
16cm,361p

商品説明

日清戦争から十年―じりじりと南下する巨大な軍事国家ロシアの脅威に、日本は恐れおののいた。「戦争はありえない。なぜならば私が欲しないから」とロシア皇帝ニコライ二世はいった。しかし、両国の激突はもはや避けえない。病の床で数々の偉業をなしとげた正岡子規は戦争の足音を聞きつつ燃えつきるようにして、逝った。

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    正岡子規が逝く。そして日露戦争が始まる。これ以上満州でロシアの軍備が拡張されれば日本は太刀打ち出来ない。座して亡国を選ぶのではなく独立を保つためにやむ無く立つ日本。グランドデザインとしては満州でロシア軍と決戦し何とか六分の勝ちとし、講和に持ち込む。制海権を確保するための旅順港閉塞作戦と実力封鎖。陸軍は金山・南城の戦いで初めて近代要塞を知り多大な犠牲を出すが何とかロシア軍を北へ押し返す。秋山好古の豪胆さ、機雷で戦艦2隻喪失の報告を受けた際の東郷平八郎の豪胆さに感嘆する。悲しくも明治の血が満州の大地に流れる。

  • いおむ さん

    いよいよ開戦、好古と真之以外にも多くの人物のエピソードが語られ面白い。

  • mitei さん

    ついに子規がなくなり、そこから高浜虚子、河東碧梧桐など弟子が日本の短歌を支えていくと思うと感慨深い。しかし時代はいよいよ日露戦争へと進む。そこまでの外交交渉が当事者にとって艱難辛苦の連続だったのだろうと思うと再び感慨深いものを感じる。

  • koji さん

    正岡子規、広瀬武夫、ロシア海軍の世界的名将マカロフ。この3人の死が描かれる第3巻。@子規の霊がいま空中にあがりつつある。「子規逝くや十七日の月明に」虚子が口ずさんだのはこのときであった、A(広瀬の)恋人だった(露軍少将の娘)アリアズナは、未来の夫である日本海軍の士官のために喪に服した、Bマカロフは陸兵たちにまで評判のいい男だった。かれら陸兵は、ひざまずき脱帽し右手3本の指で十字を3度えがきながら(艦が沈没し海底に没する)マカロフの最期をとむらった。いずれの描写も、儚さ、物悲しさ、哀切が漂い、香気が溢れます

  • ゆか さん

    戦争を中心とした歴史物語の中で、ほんわか雰囲気をかもしだしてた子規がなくなり、物語は戦争一色。所々で作者のつぶやきのような文章も入ってるので、小説のような、それでいて歴史エッセイを見ている気分になりました。相手をあんまり下に見すぎていると足元をすくわれるのは、今の企業社会でも同じだなぁ。敵よりも、味方の中にいる敵の方が難しい…とは、うんうん、よく分かります。そこは今も昔と変わらない。。。

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人物・団体紹介

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司馬遼太郎

1923(大正12)年、大阪に生まれ、大阪外語大学蒙古語学科を卒業。1959(昭和34)年『梟の城』により第42回直木賞を受賞。67年『殉死』により第9回毎日芸術賞、76年『空海の風景』など一連の歴史小説により第32回芸術院恩賜賞、82年『ひとびとの跫音』により第33回読売文学賞、83年「歴史小説の

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