地政学時代のリテラシー 文春新書

船橋洋一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166614417
ISBN 10 : 416661441X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;18

内容詳細

国際秩序とルール・規範の崩壊によって地政学的危機と地経学的危機のマグマが共振しながら噴出する「危機の二十年」。武力紛争を回避するためには地政学を学び、米中対立の時代を乗り切るためには地経学で考えなければならない。そのリテラシーを磨くための一冊。

目次 : 第1章 コロナ危機後の国際秩序崩壊(コロナ・チェルノブイリ/ コロナ“非接触経済社会” ほか)/ 第2章 ウクライナ戦争とユーラシア専制体制(中ロは「甘」党ではなく「辛」党の共闘/ プーチンの戦争「誤算の本質」 ほか)/ 第3章 米中対立と日本の生きる術(米国衰退論の地政学/ 米国の“同盟カントリー・リスク” ほか)/ 第4章 インド・太平洋と日本の選択(Quad Vadis?/ 戦後七十五年の同盟イノベーション ほか)/ 第5章 地経学の挑戦と経済安全保障(地経学の時代/ 中国の「国潮」ナショナリズム ほか)

【著者紹介】
船橋洋一 : 1944年、北京生まれ。ジャーナリスト。法学博士。公益財団法人国際文化会館グローバル・カウンシルチェアマン。アジア・パシフィック・イニシアティブ創設者。英国際戦略研究所(IISS)評議員。東京大学教養学部卒業後、朝日新聞社入社。北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを経て、朝日新聞社主筆。『カウントダウン・メルトダウン』(文藝春秋)で2013年に大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • パトラッシュ さん

    ウクライナとパレスチナの戦争、新型コロナに米中対立の深刻化など国際ニュースに接すると「外国は大変だな」と感じるかもしれないが、どれも日本の国益や未来と深く関わっている。国際政治は弱肉強食の世界であり、軍事のみならず経済面の安全保障を高めなければ他国の餌食となってしまう。自主独立を守り平和共存を保つため、国民も外交問題に関するリテラシーが求められる。特にネット上でニセ情報が氾濫する昨今は、一歩間違えば武力行使につながるのが現実だ。何が正しく何が間違っているか、自分の頭で判断するため必須の教養が詰まった1冊。

  • kan さん

    私自身の不勉強のため、地政学の切り口とは読めず、コロナやウクライナ戦争や米中対立を駆け足で振り返る時勢のコラム集のように読めた。もとは文藝春秋の連載だったものをひとつにまとめたらしい。日本はそれこそ地政学上で非常に重要な国なので、地経学リテラシー、チャイナリテラシー、インド太平洋リテラシーが必要だということはよくわかった。巻頭と巻末の地政学・地経学リテラシー七箇条は参考になった。

  • ユエ さん

    コロナ禍の頃から最近まで、5つの軸で世界を切り取る。ウクライナ侵攻(当時)で地政学に興味を持ち始めた初心者には、新書の形は少々理解が追いつかなかったりもしたけれど、1編ごとに短くぎゅっと情報が詰まっているので、社説を読む感じで毎日チョコ読とかに向いていそう。

  • TS10 さん

    2020年から2023年までの国際情勢に関する時事評論集。中国の台頭と米国政治の分極化、不安定化により米国をハブとした従来の同盟網が日豪間等二国間で直接協定を締結するようなネットワークへと変化してきたこと、台湾を巡る地経学的攻防など近年の国際情勢の動向を再確認することができた。国内産業保護や経済安全保障を理由として米国が保護主義を強める中、資源を他国に依存し、自由貿易を唱導せざるを得ない日本が置かれる状況は厳しい。

  • funkypunkyempty さん

    ★★★☆

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