軍事と政治 日本の選択 歴史と世界の視座から 文春新書

細谷雄一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166612307
ISBN 10 : 4166612301
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
301p;18

内容詳細

中国の軍事的膨張、北朝鮮の脅威、トランプ大統領が言及した日米同盟への不満…。激動の国際秩序のなか、日本の選択とは?6人の論者が徹底討議、政府と軍、国民の三者が築く「国民安全保障国家」のあり方を提言する。

目次 : はじめに 憲法改正の前になすべきこと―政軍関係のあり方の国民的合意を/ 問題提起―「国民安全保障」を構想する/ 第1章 戦前日本の政軍関係―日本の歴史から考える/ 第2章 戦後日本の政軍関係―戦後の安全保障を検討する/ 第3章 国際比較でみる政軍関係―日本の特殊性をはかる/ 総括 日本の選択―岐路に立つ日本の政軍関係

【著者紹介】
細谷雄一 : 慶應義塾大学法学部教授。1971年千葉県生まれ。専門はイギリス外交史、国際政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • てつのすけ さん

    われわれ日本国民の多くは、我が国が他国を攻撃しない限り、他国から攻撃を受けないと考えているのではなかろうか。そうでなければ、日本国憲法を平和憲法といい、第9条の改正を、戦争ができる国にするというようなバカげた論調が生じないであろう。他国からの攻撃に反撃する戦力および交戦権は、主権国家として当然に有するものである。このような考えを持つ国民が増えなければ、我が国の存立は危機的な状況に陥るであろう。

  • 鯖 さん

    軍による安全、軍からの安全、政治からの安全。そのバランスをどうするかって問題なんだろうなあ。維新の元勲が現役だった頃はコミュニケーションがとれてたけど、戦前はダメでじゃあ今はってなるやつ。「互い専門的判断に敬意を払い」ってあったけど、コロナですら…で遠い目になるやつ。尾身先生本当にありがとうございましたお疲れさまでした。どうでもいいけど、近衛さん、盧溝橋事件後の大陸への進駐をどうするか会議をフルで病欠しておられる。総理大臣がいないので保留でってできてればなあ…。こんな時ばっかり判断が早い。

  • バルジ さん

    日本国民が今後考えねばならない政軍関係に関して@歴史的A国際的の2つの軸を中心に議論の土台となる視座を提供してくれる良書。軍と文民の相互信頼の欠如と戦後日本における擬制された文民(文官)統制のシステムは「理解の欠如」という根本的な部分で共通している。戦前は「軍による安全」戦後は「軍からの安全」という両極端に揺れた政軍関係であるが、結局安全保障に関して真摯に考察すること無く 一部の専門家に一任されているという問題点も変わらない。適切な政軍関係とは何か、国民自身が考察し「国民安全保障」の第一歩だろう。

  • politics さん

    軍事に関する三つの「安全」を軸に、戦前・戦後日本の政軍関係、イギリス、インドネシアの政軍関係を検証した一冊。政軍関係では軍・政治家・国民の三者が互いに理解し合うことが大変重要だが、それが往々齟齬をきたす。その結末は日本の戦前の経験が最も克明に伝えるところである。本書では明治から大正までの政軍関係を考察した五百旗頭氏、インドネシアの考察した増原氏の論考が最も示唆を受けた。また戦後日本の政軍関係を考察している二論考も大変勉強になり、3つの安全をいかに確保するかの糸口になるであろうと思う。、

  • あんさん さん

    こういった内容の本は初めて読んだが、シビリアンコントロールの主役は国民であって、国民がもっとリアリズムに基づいて議論しないといけないのだ、という主旨と理解した。安全保障が重要度であるとの認識は高まっているとは感じられるが、再軍備だ核武装だ、と性急にはエスカレートせず、戦前の歴史や他国の例を学びながらじっくり考えたいと思う。しかしながら、基礎的な勉強を受けてこなかった我々には、どこまで時間が残されているか不安になる本だった。

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