邪馬台国は「朱の王国」だった 文春新書

蒲池明弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166611775
ISBN 10 : 4166611771
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;18

内容詳細

邪馬台国とヤマト王権。ふたつの古代国家は、朱の採掘と輸出によって繁栄した「朱の王国」だった―邪馬台国論争、古事記・日本書紀に記された神話と歴史、巨大古墳の造営バブル、大仏造立など数々の謎に関する新解釈が「朱の視点」によって浮かび上がる!

目次 : 序章 奈良と九州―太古の火山と朱の鉱床群/ 第1章 邪馬台国―「朱の王国」のはじまり/ 第2章 神武天皇と神功皇后―古代産業の記憶/ 第3章 前方後円墳と朱のバブル/ 第4章 奈良時代―「朱の王国」の黄昏/ 第5章 伊勢―なぜ、そこに国家的な神社があるのか

【著者紹介】
蒲池明弘 : 1962年、福岡県生まれ。早稲田大学卒業後、読売新聞社に入社、東京本社経済部などで勤務。中途退社後、桃山堂株式会社を設立し、歴史や神話にかかわる出版、著述活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    最近私の中でブームの「邪馬台国」。邪馬台国に特化せず古代史において「辰砂(朱)」の重要性は大きいと認めるが、この本はその辰砂を主軸に描く邪馬台国物語に興味を覚え、かつ私の場合「そこを主軸とするとこのような仮説が生まれるのか」とその著者の見解を本当に楽しく面白く読んだ。この本でいえば視点の置き方で未だかつて謎の「邪馬台国の場所」について、本当にその場所(地域)の幅が広まるし著者の意見に納得しながら読んだ。

  • kk さん

    図書館本。古代の王権所在地の変遷や国力の蓄積などについて、朱(辰砂。硫化水銀)の採掘・精製・流通といった視点で捉え直そうという試み。同じ視点から、宇佐八幡宮や伊勢神宮の所在地の必然性、東大寺お水取りの意味合い、継体朝/息長氏の性格などについても考察。先行研究を要領良く整理しつつ、著者ご自身の綿密な取材と発想をほど良く加味。読者に親切な、丁寧で分かりやすい文章。断定を排した、謙虚な語り口もナイス。惜しむらくは「トンデモ本上等」宣言のような、このタイトル。中身はわりと堅気な本なんですけどね。

  • fseigojp さん

    水銀が古代の日本の有力輸出品だったとは知らんかった

  • はるわか さん

    朱(辰砂、硫化水銀)の採掘と輸出で繁栄した火山列島・古代日本。奈良(1500万年前の超巨大噴火)と九州の二大産地。丹生氏、九州・伊都国から紀伊伊都郡へ。各地の丹生神社。神武天皇の統制伝説ルートと重なる金山・朱産地(日向、宇佐、呼野、甲山、和気、紀伊、大和、伊勢)。朱にまつわる地名:丹生、水分、血原。巨大古墳の財政的裏付けに。古墳時代は奈良・桜井時代。秩父と朱の鉱床。朱い皇族・息長氏。十一面観音と朱産地。朱の鉱脈・中央構造線上に位置する伊勢神宮。丹後王国。女神の系譜。

  • hiyu さん

    硫化水銀でもある朱をテーマに挙げて、邪馬台国論を展開している。こういう視点もあるのかと納得しながら読めた。ただ、邪馬台国がどこにあるか明確に示しているわけではない。

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