不平等との闘い ルソーからピケティまで 文春新書

稲葉振一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166610785
ISBN 10 : 4166610783
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
18

内容詳細

不平等や格差の議論は、そもそも、いつから、誰がしてきたのか―。トマ・ピケティ『21世紀の資本』で火がついた「不平等との闘い」二六〇年の学問的軌跡を、丹念に紐解く。

目次 : はじめに―ピケティから、ルソーとスミスへ/ スミスと古典派経済学―「資本主義」の発見/ マルクス―労働力商品/ 新古典派経済学/ 経済成長をいかに論じるか/ 人的資本と労働市場の階層構造/ 不平等ルネサンス(「クズネッツ曲線」以後/ 成長と格差のトイ・モデル/ 資本市場の完成か、再分配か)/ ピケティ『21世紀の資本』/ ピケティからこころもち離れて

【著者紹介】
稲葉振一郎 : 1963年東京都生まれ。明治学院大学社会学部教授(社会倫理学)。一橋大学社会学部卒業後、東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    マクロ経済学の基礎をきちっと理解できている方向けの本。不勉強な私は・・・。

  • masabi さん

    経済学の基礎がわかるとより理解できると思うのだが、基礎部分からやり直して再読したい。ピケティの議論を経済学説史の中に位置付けようとするもの。ルソーの「不平等は悪か?」という問いに対してある意味で論点をずらした返答をしたスミスのように、時代を超えて平等を達成して何を実現したいのか(例えば弱者の救済)と再度の論点ずらしが反復する様を見る。

  • しょうじ@創作「熾火」執筆中。 さん

    「平等」か「成長」かをめぐっての議論を、ルソーとスミスの過去にまで遡っての解明を試みたもの。すなわち、「不平等の起源は、社会を営んでいるそのことに内在する」とする、ルソー的スタンスと、「(市場に委ねれば)全体としての生産が向上し、(いわゆる)貧困層の生活水準が引き上げられる」というスミス的スタンスとの対比から、マルクス、新古典派経済学を経て、近年の「不平等ルネサンス」とピケティの議論までを一瞥したもの。労作と思うのだが、いかんせん私の読解力がついていかなかった。捲土重来を期したい。

  • Ex libris 毒餃子 さん

    不平等をテーマに据えて経済学を論じた本。

  • izw さん

    9/7に開催されたワークショップ「人工知能と経済の未来」を考える、で登壇していた経済学者のことが知りたくなり、気楽に読めそうな著作を買ってきた。まず稲葉氏の本書を読み出したが、なかなか終わらず、結局2か月間断続的に読むことになった。ピケティが『21世紀の資本』で論じてる不平等を理解するために、不平等についての論説の歴史を解説している。簡明に、わかり易く展開されていると思うが、門外漢としてはなかなかさらっとは読めず、結局よくわからないまま終わってしまった。 

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人物・団体紹介

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稲葉振一郎

1963年、東京都生まれ。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。岡山大学経済学部助教授などを経て、明治学院大学社会学部教授。専門は社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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