大阪都構想が日本を破壊する 文春新書

藤井聡

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166610204
ISBN 10 : 4166610201
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
230p;18

内容詳細

都構想の本質は、政令指定都市・大阪市の解体だ。「内向きの組織改革」にエネルギーを費やす間に「大阪」はますます沈没する。「大阪」の復活に必要なのは何か?新幹線整備をはじめとした「大大阪構想」を提示する!

目次 : 第1章 大阪都構想―知ってほしい「7つの事実」(今回の住民投票の対象は「大阪市民」、それ以外の「大阪府民」は対象でない/ 住民投票で賛成多数でも、「大阪都」にならず「大阪府」のまま/ 「都構想」とは、大阪市を5つの特別区に分割する「大阪市5分割構想」 ほか)/ 第2章 大阪都構想―知ってほしい「7つの真実」(「都構想」は「一度やってみて、ダメなら元に戻す…」は絶望的に難しい/ 堺市はかつて「都構想」を拒否し、自分たちの「自治」を守った/ 「都構想」とは、大阪市民が自分たちの「自治」を失うこと ほか)/ 第3章 「大大阪」が日本を救う(大大阪の繁栄と今日の大阪の凋落/ 「大大阪」構想/ なぜ大阪の街は凋落し、東京だけが成長していったのか? ほか)

【著者紹介】
藤井聡 : 1968年奈良県生まれ。京都大学工学部卒、同大学院工学研究科修士課程修了後、スウェーデン・イエテボリ大学心理学科客員研究員、東京工業大学助教授、教授を経て、2009年より京都大学教授。専門は公共政策論、都市社会工学。内閣官房参与(防災・減災ニューディール)。表現者塾(発言者塾・西部邁塾長)元塾生。03年土木学会論文賞、05年日本行動計量学会林知己夫賞、06年「表現者」奨励賞、07年文部科学大臣表彰・若手科学者賞、09年日本社会心理学会奨励論文賞、同年度日本学術振興会賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 壱萬弐仟縁 さん

    ゴシ太本。ロンダリング(転用)さえすれば、おカネに色が付いていない以上、大阪市民のための税金が、他の自治体、府の借金返済に流用されていく(48頁)。公共料金が値上がりする(128頁〜)。税収が上がらないのに、1つの組織でやっていたのを6つの組織でやるようになり、手続きが複雑化。サービスレベルが低下。著者の提起で、リニアが名古屋と同時開業で東京一極集中緩和、人口減少に歯止め(201頁)というが、そんなに工事がうまくいくわけがない。大鹿村では反対しているのだから。それを踏まえて指摘しているのか? 

  • 巨峰 さん

    藤井案の大阪振興策「大大阪構想」のところだけ、ちら見したんだけど、リニアを引けとか北陸・四国新幹線通せとか、紀淡海峡にトンネル掘れとか、大阪市や大阪府が自らの力で到底できないことばかりやんか。バカなん?こいつ。。。大阪市の金が大阪府に吸い取られるちゅうても、俺らは大阪市民でありかつ大阪府民なんだから、有用に使ってもらえればそれでいい。困るんは権限が縮小する大阪市議や、大阪市職員のそれもエリートクラスの人だけ違うの?

  • 梅ちゃん さん

    2019.03.28 2015年実施の大阪市民対象「大阪都構想」賛否をめぐる住民投票の前に出た本。改革されていいことが起こるというイメージだけで、理解していなかった。大阪市民がNOの選択をしてよかったのではないかと思う。自治体の中で最も権限と財源が豊富なランクの最上位である「政令指定都市」という枠組みを捨ててまで実施することは大阪市民にとってプラスのことなのだろうか。非常に厳しい財政状況の大阪府にとっては大阪市が解体されることは有り難いことなんやろうなぁ。著者の大 大阪構想も大風呂敷だが面白い。

  • Gatsby さん

    大阪市民ではないので、私は今回の住民投票の権利がない。しかし、まだ大阪市民にしか投票できないことを知らない大阪府民も多いし、二重行政の解消という点の良いイメージだけをもとに賛成している人も多いようだ。自分も投票権がないので、その事に対する不満を持っていたものの、争点が何なのか自分の中でクリアにしていなかった。大阪市民はこの手の本を読んで整理した方がよさそうだ。市民が不利になると思われる内容を含んでいるから、市民にだけ問えばいいということ。堺市の選挙の意味も思い出さないといけない、ということもよくわかった。

  • すみけん さん

    住民投票が近いので、勉強のために購入。私見であるが、都構想によって大阪市の黒字分の2200億円がむしりとられるとか、生まれ育った区名がなくなるとか、その論調には賛同できなかった。いいじゃん、別に、って感じである。むしろ、後半に書かれていたデメリットを最初から主張してほしかった。しかし、こうなるまでに自民党市議は何してたの?

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品