税金を払わない巨大企業 文春新書

富岡幸雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166609888
ISBN 10 : 4166609882
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
191p;18

内容詳細

日本の法人税は本当に高いのか?公開されている企業情報、直接取材によって明らかになったのは、驚くべき税負担の軽さ。巨大企業が正しく納税すれば、法人税減税も、消費増税も必要ない!

目次 : 第1章 大企業は国に税金を払っていない/ 第2章 企業エゴむき出しの経済界リーダーたち/ 第3章 大企業はどのように法人税を少なくしているか/ 第4章 日本を棄て世界で大儲けしている巨大企業/ 第5章 激化する世界税金戦争/ 第6章 富裕層を優遇する巨大ループホール/ 第7章 消費増税は不況を招く/ 第8章 崩壊した法人税制を建て直せ!

【著者紹介】
富岡幸雄 : 1925年生まれ。中央大学名誉教授、商学博士。1945年横浜高等商業学校(現横浜国立大学経済学部)卒業、1950年中央大学法学部卒業、同大学院商学研究科修士課程修了。国税庁の大蔵事務官、国税実査官を経て、1965年中央大学商学部教授。1967〜68年欧米留学中に、米国カリフォルニア大学ロスアンゼルス校(UCLA)大学院ビジネススクール客員教授を務める。帰国後は、通商産業省中小企業承継税制問題研究会座長、政府税制調査会特別委員等を歴任。現在は日本租税理論学会理事、税務会計研究学会顧問を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    表紙見返しによると、巨大企業が正しく納税すれば、法人税減税も、消費増税も必要ない!とある。与党政策の愚策を嗤う。1か月で4刷とは関心の高さを伺わせる好著。消費税3%アップ分を大企業は支払っていない(11頁)くせに、非正規の私からも平気で巻き上げていく愚。ガソリン税も不要だ。弱い者をいじめる悪税に怒り。下手な政治家の演説より、本書を読んだ方が100倍よいと思う。読めば投票しに行く気になれる。データ詳述でおススメ。実効税率は実効税負担率と呼ぶべき(22頁)。

  • kawa さん

    税界で独自の分野を切り開かれた泰斗である筆者による税制提言書。税金を払わない日本の巨大企業の実態をデータにより暴き出し、提言による法人税改革で大衆課税である消費税増税は必要なくなると言う。説得力高い良書で、肝は法人が受取る配当金に課税をすると言う点。加えて個人的には、筆者も主張するところでもある個人の資産所得の総合課税化だろう。それにしても、筆者の示すデータは衝撃的だ。新書なので、なぜ配当金がそのようなことになっているか、諸外国の例も交えてその理論を詳説していただければなお理解が深まる。(コメントに続く)

  • シュラフ さん

    【有害図書】読みはじめ三井住友FGが年間利益1479億円ながら支払った法人税がたったの3百万円とのデータにショック⇒日本の税制はやはり大企業優遇なのだと激しい怒りを覚える⇒けどこれはグループ親会社の単体決算だよなと同年度のグループ全体の法人税は有価証券報告書で調べると1459億円の支払いとなっている⇒これはいわゆるトンデモ本である。消費税増税反対という著者のスタンスは個人の意見としてかまわないのだが、それがための恣意的な数字の取り方は問題。出版元の文藝春秋にも唖然とさせられる。恥ずかしくないのだろうか。

  • ゆう。 さん

    今日の日本の税制の歪みを事実に基づいて指摘した本で、とても参考になりました。著者は、日本の名だたる大企業の法人税が諸外国に比べても低い事実を示し、巨大企業が社会的責任を果たし、富める者からしっかりと税をとる仕組みが必要だと指摘します。そして、消費税は不況を招くとして反対しています。日本の大企業が、節税と脱税が重なり合っている「避税」というグレーゾーンを上手に活用しながら、課税逃れをしている事実は驚かされました。また、消費税が社会保障のために使われていない事実も納得して読みました。

  • onasu さん

    消費税増税(10%)が俎上にあるが、筆者は言う、消費税という最後の札を切る前に取るべき策がある、と。  それが巧みに税逃れをしている、メガバンクを始めとした巨大企業からの徴税だ。著者調べの数字とは言え、庶民で言うなら、小銭程度しか払っていない! 脱税とは言い切れないが、かなりグレーなところもある。税には不備も多いが、企業長者番付を復活させるとは、おもしろい対策だ。  結局、誰が税や社保を多く負担するかと言えば、お持ちの方にお願いする他ない。意見には偏りもあるけど、税のあるべき姿として、有意な提言でした。

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