食の戦争 米国の罠に落ちる日本 文春新書

鈴木宣弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166609277
ISBN 10 : 4166609270
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
207p;18

内容詳細

いま、世界で「食の戦争」が進行している―。遺伝子組換え作物が在来作物を駆逐し、ごく少数の多国籍企業が種子の命運を一手に握る。金の論理で「食」をコントロールするアメリカの狡猾な戦略を前に、無策の日本はどうすべきか。危機の本質と処方箋を考える。

目次 : 第1章 戦略物資としての食料/ 第2章 食の安全を確保せよ―食の安全をめぐる数々の懸念/ 第3章 食の戦争1―モンサント発、遺伝子組換え作物戦争/ 第4章 食の戦争2―TPPと食/ 第5章 アメリカの攻撃的食戦略―日本農業に対する誤解/ 第6章 日本の進むべき道、「強い農業」を考える

【著者紹介】
鈴木宣弘 : 1958年、三重県生まれ。82年、東京大学農学部卒業。農林水産省(国際部国際企画課)、九州大学大学院教授、コーネル大学客員教授を経て2006年より東京大学大学院農学国際専攻教授。専門は農業経済学。農業政策の提言を続ける傍ら、数多くのFTA交渉にも携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    授業でも回覧して、今日の授業でも使いました。かなり日本の食事情は危ういです。鈴木先生からはPowerPoint資料も121枚にも及ぶ資料を賜りました。深謝です。堤未果さんの本と合わせておすすめです。

  • ムーミン さん

    行政の中枢に関わるようになって、今の日本、自治体の食がいかに危うい状況になっているか、将来を考えたとき、負の根本原因になっているかが見えるようになりました。取り組んだとしても、長い時間が必要なだけに、一刻も早く手を打ちたいと思いつつ、問題や見えにくい力があらゆる分野に入り込んでいて、本当に難しい。最近強く感じています。

  • forest rise field さん

    この本を終戦記念日に読了したのも、自分にとって色々考える機会になった。平和ボケしている今にも、既に食の戦争は始まっている。米国が仕掛けた食糧のワナに掛からないようしっかりとした知識は必要だと痛感。食の安全、日本の農業保護政策、貿易関税など。米国にYESばかりではダメだ。食の安全も国防と認識せねばならない。貿易上、東アジア諸国が手を結びEUや米、豪に毅然たる態度で臨むことが自国の食を守る事に繋がる。日本の農業消滅させてなるものか!全ての日本人にとって、決して他人事ではない。

  • aisapia さん

    アメリカってなんて狡猾なの…そして日本は下僕なのか…と悲しくなった。海外は日本よりもよっぽど農業に投資しているそう。確かに戦は兵糧が大事だったわけで、今だって有事に食がガタついたら大変だよね。遺伝子組み換えも知らないうちに日本に入っている。社会が、たった1%の勝ち組の、勝ち組による、勝ち組のための政策を推奨していることをもっと問題に感じないとというか、突き詰めるとそれって社会主義?共産主義みたいにならない?と思えた。今だけ、金だけ、自分だけではダメですね。日本産の農作物を買おうと思います!

  • もえたく さん

    著者は農水省で国際交渉に関わった後、農業経済学の教授をされているとのことで、わかりやすくTPP問題などを解説されています。食料は軍事・エネルギーと並ぶ国家存立の三本柱。モンサントの遺伝子組換え作物戦争。興味深い話が満載でしたが、3年前の出版なので、改訂版もお願いしたいです。

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