税金常識のウソ 文春新書

神野直彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166608973
ISBN 10 : 4166608975
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;18

内容詳細

「納めるもの」というよりも、「とられるもの」という日本人の特異な税意識。消費税増税で一段と身近になりながら、複雑でわかりづらい税制度。税金の本質を理解し、未来を決断するための入門書。

目次 : 序章 「ギリシャ悲劇」の開幕/ 第1章 租税国家の危機/ 第2章 租税とは何か/ 第3章 租税の「顔」を知る/ 第4章 租税の仕組み/ 第5章 所得税中心主義の動揺/ 第6章 日本の失われた20年/ 第7章 国と地方の「分かち合い」/ 終章 未来のヴィジョンを描く

【著者紹介】
神野直彦 : 1946年埼玉生れ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪市立大学助教授、東京大学教授、関西学院大学教授などを経て、東京大学名誉教授、地方財政審議会会長。専門は財政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    財政調整制度はWWTの落とし子(26頁)。ラーナーの機能的財政論:財政の使命はインフレ、デフレ抑制、完全雇用を達成すること(48頁)。シュンペーターは租税国家の危機を、市場社会における国家が、市場経済から租税として調達する貨幣に依存するしかない、経済的寄生とし、これを租税 国家としている(62頁)。パラサイトする国家。租税の原義は、米が収まって、役人が口を開いて喜んでいること(76頁)。公務員天国、ギリシアの二の舞にならぬよう。財政とはパブリック・ファイナンスの翻訳で、公の貨幣現象(84頁)。

  • coolflat さん

    スウェーデンは貧乏人にも租税負担を求めるが、国が生活を保障する「大きな政府」で、アメリカは貧乏人には負担は求めないが、その代わり自己責任で生活する事を求める「小さな政府」だ。「大きな政府」を目指すのであれば逆進的な租税制度を、「小さな政府」を目指すのであれば累進的な租税制度が原則となる。ところが日本は「小さな政府」を目指しながら、逆進的な租税制度(消費増税)と、どちらにも当てはまらないイカれた政策をとっている。要するに日本政府は、貧しい国民にも租税負担を求めた上で、自己責任で生きていく事を要求している訳だ

  • awe さん

    『財政のしくみがわかる本』に続く神野直彦の著作2冊目。分かりにくい部分が多々あり、再読の必要を切に感じたね。まあ再読まではしなさそうだけど。序章ではギリシャの財政問題を事例に健全な財政のあり方について論じられる。財政赤字の最大の問題点は、それにより国債の信用度が低下し、国債を発行して財政資金を調達できなくなることにあり、EU圏はこれが進行している。しかし日本とEUでは後者の方が財政の深刻度は大きい。なぜか?それはEUの構造に関わっている。EU圏内の国家は、通貨高権がなく独自の通貨が発行されておらず「財政だ

  • Ishida the Brain Damaged さん

    税金というものの起こり、考え方や目的の歴史的変遷、そしてそれらを踏まえての日本の税制の将来的ビジョンについて触れている。税制については巷が騒がしいが、この新書一冊レベルの知識すら踏まえない議論が横行しているのがよく分かる(というか日本の社会制度の議論って皆そうだな)。なのでそのような目先の改革ではなく、明確なビジョンを持った改革が必要であるという結び。新聞雑誌などの一知半解な記事に乗らないまともな議論をしたい人にお勧め。

  • yashiti76 さん

    3⃣財政調整なき通貨統合の悲劇、ユーロ。中間層の税負担が大きいと考えているのは北欧よりも日本の方が多い!上げ潮で減税は、ゾンビ企業を生き延びさせるだけ、それならば、セーフティーネットをしっかり作って、チャレンジさせたほうがマシ!

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