昭和の遺書 55人の魂の記録 文春新書

梯久美子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166607136
ISBN 10 : 4166607138
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
追加情報
:
18cm,242p

内容詳細

激動の時代を生きた人々は、最期にどんな言葉を遺したのか。よみがえる昭和が私たちに語りかける、鮮烈な生と死のメッセージ。山本五十六、太宰治から美空ひばり、昭和天皇まで、遺書でたどる昭和史、決定版。

【著者紹介】
梯久美子 : 1961年熊本県生まれ。北海道大学文学部卒。2006年、『散るぞ悲しき硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮社)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同作は、米・英・韓・伊など世界七か国で翻訳出版されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • り こ む ん さん

    死をおおぴらに悼む事が、できなかった昭和前半。本音をかくし、公的に死に向かう。江戸明治大正。時代を経ても日本の死の価値観は、変わらず、命は個人にあらず、国にあった。敗戦を迎え、本当の意味での開国(個人的に)にて、全ての価値観が変わり、命が己がモノとしてみなされた時、はじめて日本人は、本音で遺書が書けるようになったのではないかと思う。そして、遺書を通して、昭和を振り返ると、昭和という時代は、幕末明治大正の3時代を、一時代に凝縮した時代だったようにも思えた。

  • ふろんた さん

    自分の命は国に握られている。昭和という時代がいかに激しい時代だったのか。

  • 雨巫女。@新潮部 さん

    《私‐図書館》昭和が、いかに激動の時代だったか、わかる本。遺書は、やはり必要だと思いました。

  • Cinejazz さん

    激動の時代に書かれた「遺書」で辿った昭和史。 軍人や政治家、普通の市民の遺書のなかには、死に臨んで社会への批判や世代の主張、時代への無念の抗議が、魂の声として書かれたものが多い。 本書は、二・二・六事件で処刑された青年将校の天皇に呪詛を投げかけた獄中の手記、死地に赴いた山本五十六海軍大将の愛人への手紙、マラソンランナー・円谷幸吉の慚愧の遺書、日航機墜落事故に遭遇した乗客の家族に宛てた最後のメッセ−ジなど、55人の魂の記録てして綴られたノンフィクション。

  • モリータ さん

    ◆2009年刊、『文藝春秋』同年1月号の特集を加筆・修正したもの。時期別・オムニバス形式だが前後のつながりも工夫してある。他の章が10〜20年ずつなのに対し、5年程度の太平洋戦争前後の章が多くを占めるのはまぁ、読者層からしてもむべなるかな、といった感じ。◆人物・評伝は既知のものもあるが、永井隆(『長崎の鐘』)、岡田資(『ながい旅』『明日への遺言』)、岸上大作(『血と雨の墓標』)あたりは関連作品とともに興味を持った。◆「これは扱わないんだ」というのが出てこない(生産的教養がない)のは悔しい。

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梯久美子

ノンフィクション作家。1961(昭和36)年、熊本県生まれ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮社・のち新潮文庫)で2006(平成18)年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。16(平成2

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