2011年新聞・テレビ消滅 文春新書

佐々木俊尚

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166607082
ISBN 10 : 4166607081
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
18cm,237p

内容詳細

編集・編成権に支えられたマスコミのビジネスモデルが危機を迎えた。ジャーナリズムはなくなるのか。世論形成は誰が行うのか。マスメディア衰退の原因を徹底的に解明し、今後を見通す。

【著者紹介】
佐々木俊尚 : 1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部中退。88年毎日新聞社に入社し、警視庁捜査一課、遊軍などを担当する。99年アスキーに移り、のち退社、現在フリージャーナリストとして、IT・ネット分野を精力的に取材する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    2009年刊。6年後の現在、誰もが実感しているだろうメディアの変化を書いている。形を変えながら、これらのメディアは生き続けると思うのだけれど。

  • ちくわん さん

    2009年7月の本。著者は、いつも聴いているラジオ番組の水曜日のコメンテーター。コンテンツ・コンテナ・コンベアの3つの組み合わせは、なるほど。例えば紙の新聞は(新聞記事・新聞紙面・販売店)。こうして変化をみていく。今現在、新聞・テレビとも消滅はしていないが、我が家の子供らは一部のドラマを除き全く観ない。アニメも、お笑いも、スポーツも。やはり将来は…

  • まめタンク さん

    マスメディアの衰退は止まらないのだろうか。新聞・テレビといった巨大メディアのプラットフォーム崩壊を予見しながら丁寧に海外の事例も含めて分析してある。コンテンツ(新聞記事)コンテナ(新聞紙面)コンベア(販売店)という3層からなる説明が興味深かった。マスは死んだ、この言葉の意味は大きい。インターネットが普及した現代、プラットフォームを握ったものが業界を制する。 iTunesが音楽業界のコンテナを奪ったように、キンドルが新聞のコンテナ部分を奪ったように。マスの衰退は止まらない。

  • baboocon さん

    マスメディアの時代は終わった - 新聞・テレビという二大マスメディアが崩壊の淵に立たされているという現状を、メディアの伝達システムを「コンテンツ」「コンテナ」「コンベヤ」という三層構造に分解してうまく説明している。インターネットが普及した現在、コンテナ、すなわちコンテンツを運ぶ容器を制する者がメディアプラットフォームの支配者になる。既得権益と傲慢さにまみれた旧メディアはそのプラットフォーム争奪戦に完全に敗れた。・・・と厳しい論調だが、自分の最近のメディアとの接し方を顧みても、著者の意見には説得力がある。

  • rubix56 さん

    読み手が押さえてほしいポイントに対して、 わかりやすい単語で印象付ける点は秀逸であり 著者の主張が理解しやすかった。 今後、プラットフォームを手離さざるえなくなった新聞、テレビを はじめとするマスメディアの断末魔の叫びがいい肴になった。 コンテンツに確固たる自信を持てない作り手は舞台から消え去るだろう。

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佐々木俊尚

作家・ジャーナリスト。テクノロジーから政治、経済、社会、ライフスタイルにいたるまで縦横無尽に発信し、日本のインターネット論壇における最強の論客のひとり。早稲田大学入学と同時に、登山サークルへ入り、社会人山岳会にも加入してバリエーションも含めた本格登山に目覚める。社会人になり、登山から遠ざかっていたが

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