食育のススメ 文春新書

黒岩比佐子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166606122
ISBN 10 : 4166606123
フォーマット
出版社
発行年月
2007年12月
日本
追加情報
:
18cm,291p

内容詳細

あくなき「食」の探求者・村井弦斎による、明治のベストセラー小説『食道楽』で紹介された美食、食餌療法、食育、おもてなしの数々を紹介。先駆者の知恵による、役立つ「食」のヒントが満載の書。

【著者紹介】
黒岩比佐子 : ノンフィクション・ライター。1958年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、PR会社勤務を経てフリーに。『「食道楽」の人 村井弦斎』(岩波書店)で、2004年度サントリー学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • もえたく さん

    明治時代のベストセラーだった村井弦斎『食道楽』を日本初の食育小説と紹介した新書。明治末期には漱石と並び称されるくらいの作家だった弦斎は、晩年の断食、木食、天然食の実験等で現在は知られてない存在。それを著者が当時の時代背景や風俗等を丁寧に説明しながら、いかに先進的で画期的だったかを述べており、非常に興味深く読めました。著者の他の本も読みたくなりました。

  • 浅香山三郎 さん

    黒岩さんの本は、『歴史の影にグルメあり』、『パンとペン』に続き3冊目か?本書に先立ち、『「食道楽」の人 村井弦斎』を書かれてをり、本来はそれを読んでから読むとよいのだらうが、『食道楽』のストーリーを追ひ乍ら明治人の食への感心を探る本書のみ読んでも、十分に面白い。料理のレシピや食材の効用、女子教育、台所の改良といつた広範な実用知識が『食道楽』の特徴であり、著者の言ふやうに現代とは全く新聞小説の位置付けも異なるのが興味深い。弦斎の食育を知ると、食育基本法の言ふそれが薄つぺらくも見へてくるやうに思ふ。

  • amabiko さん

    とても面白かった。内容を正確に表現するタイトルをつけるなら「明治の食育小説『食道楽』のススメ」かな。この本を手にせずに、いきなり村井弦斎『食道楽』を読んだとしても、こんなに楽しめるものだろうか。『食道楽』のあらすじとそこに描かれる美食、レシピ、食の薀蓄などなどを丁寧な語り口で紹介。そして食以外にも、明治という時代を感じさせるエピソードの数々が、データや参考文献とともに示されている。メモ:明治時代の日本人の年間玉子消費量は平均13個!明治期のマカロニの呼び名は「孔明き饂飩《あなあきうどん》」。

  • fukura さん

    一気読み。 「食道楽」の解説。 食育小説

  • Mayu さん

    明治期に書かれた、村井弦斎の「食道楽」という本を紹介したテキストで、とてもわかりやすくて、面白く、「食道楽」もぜひ読んでみたいと思いました。現代でも普段はなかなか口に入らないような、本格的な西洋料理が紹介されていたり、「食」そのものの描写にも驚かされますが、それ以上に食べることから発展して家庭生活や、政治的なことまでに及ぶ哲学にとても感銘を受けました。現代人のいろいろな問題は、家庭を軽んじていることから起こっているように感じていましたが、明治で既にそのような考え方があったことがすごいな〜と思いました。

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人物・団体紹介

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黒岩比佐子

1958年東京都生まれ。慶應義塾大学卒。ノンフィクション・ライター。主な著書に『「食道楽」の人 村井弦斎』(サントリー学芸賞受賞)、『編集者 国木田独歩の時代』(角川財団学芸賞)、『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』(読売文学賞)など。2010年没(本データはこの書籍が刊行された当時

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