昭和史入門 文春新書

保阪正康

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166605644
ISBN 10 : 416660564X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
追加情報
:
18cm,244p

内容詳細

もし、自分があの時代に生きていたらと思いを馳せ、史実を謙虚に見つめ、62年と2週間の長きにわたった「昭和」という時代の顔を明確に描き出す…。歴史に学ぶ、国民必携の入門書。

【著者紹介】
保阪正康 : 1939年、札幌市生まれ。同志社大学文学部卒。ノンフィクション作家。編集者時代の72年『死なう団事件』で作家デビューして以来、個人誌「昭和史講座」を主宰して数多くの歴史の証人を取材、昭和史研究の第一人者として2004年、第52回菊池寛賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • baboocon さん

    昭和史については学校以外で本格的に読んだことはなかったけれど、この本は入門というタイトル通り、昭和という最も長い年号の期間を全体的に俯瞰している。昭和という時代を、その次代を生きた人たちの姿を通して、謙虚に見つめるという姿勢は、歴史に学ぶ上ではじめに築いておくべき基盤かも知れない。印象的だったのは昭和史の語り部に体験を聴く過程で著者が見出した「1:1:8の法則」。自身の体験したこと、直接に感じたことのみを誠実に語る人は全体の1割程度しかいない。大多数は誇張・美化・隠蔽・操作が加わった証言であるという。

  • 佐島楓 さん

    保阪氏の証言者に対する姿勢、信念に感じ入った。昭和前期・中期・後期という大まかな分類もわかりやすい。「人は過去を無視して生きることはできない」確かに、人間は歴史の連続性の中を生きてきた。学ぶことの大切さを改めて教えていただいた。

  • 田園の風 さん

    明治の文明開化から日清・日露そして太平洋と戦争の起因を学ぶことは、日本人の「責務」あるいは「教養」あるいは「志」のように感じ、この時代を書いた本を読んでいる。昭和に入った頃、政治は政党間の争いに明け暮れ、折からの恐慌に凶作が重なり国民は疲弊していた。その時、5.15事件などの争乱を起こした軍人達は、国民を困窮から救い出す時代のヒーローに思えたに違いない。事実、日清戦争などで「儲かった」旨味を国民は知っていた。続く満州事変で更に国民に夢を振り撒き、軍部は国民の支持を拡げ泥沼の戦争に突入して行く。

  • さえきかずひこ さん

    真摯で篤実な歴史家による昭和史の入門書。謙虚さと事実を鋭さと丹念さを併せた視点で解析し、決して断定的に言い切らない文体が心地よい。日本近代史に興味のある中学・高校生にオススメします。

  • KJ さん

    これから先の遠い未来。「平成」という時代が語られる事が無くなったとしても、「昭和」という時代は繰り返し語られていく事だろう。「人類史の見本市」著者がそう表す様に、昭和にはあらゆる要素が詰まっており、実に味の濃い時代だった。現在にまでつながる問題の源流が「昭和」にある以上、そこに立ち返って紐解く意識は忘れてはならないだろう。著者曰く、史実をツールとして使っている昭和史論は、歴史的普遍性を持たない。史実を史実として「歴史」に返す姿勢が重要だ。

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