同時代も歴史である 一九七九年問題 文春新書

坪内祐三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166605071
ISBN 10 : 4166605070
フォーマット
出版社
発行年月
2006年05月
日本
追加情報
:
18cm,249p

内容詳細

イラン革命、ソ連のアフガン侵攻の起こった年、歴史は大転換した。その頃から日本人は固有の歴史を失い、世界の歴史を共有するようになった。歴史に参加するとは何か、今と昔、時間軸を超えて現代を鋭く評する。

【著者紹介】
坪内祐三 : 1958年東京生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。「東京人」の編集者をへて評論家に。『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』(マガジンハウス)で講談社エッセイ賞を受賞。雑誌「en‐taxi」の編集も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    佐々木敦の批評レクチャー本で推薦する批評本としてあげられていた。中断していたのをやっと読了。特にテーマを決めずに月刊誌に連載されていた記事をまとめたもの。表題の1979年というのは、イランのイスラム革命とソ連のアフガニスタン侵攻という新冷戦期の始まりだったと著者はいう。歴史など存在せず現代が延々と続くだけとされるポストモダンに生きる我々であるが、歴史というものは我々に無関係に続いているという。連載記事は非常にバラバラだで、関連性があるようなないようなもどかしさも感じさせるがそこがポストモダン的か。

  • 白義 さん

    副題とは裏腹に、1979年の時事はほとんど出てこない、いわば裏テーマのような扱いになっている。強いて語られるのは、政治の季節の風化による大学生のノンポリ化、そしてイラン革命とソ連のアフガン侵攻のみ。終章で触れられるこれらをポストモダン時代の予兆と解釈し、それらに光明を投げ掛ける批評家や思想家たちの各論に、それへの抗いを込める。そういう手の込んだ構成を本書は取っている。平野謙、イグナティエフ、山本夏彦と、語られる著者たちに坪内は微妙な距離感を取りながら共感し、また本書で真似ようとしているのが印象的

  • さえきかずひこ さん

    2008年に一度読んでいたらしいが、そのことをすっかり忘れて再読。

  • 静かな生活 さん

    ポストモダンすら通過してしまったのではないかと思う今日この頃。

  • さえきかずひこ さん

    「一九六八年」を担ったのは誰だったか?と山本夏彦の「ホルモン、ホルモン」が面白かった。全体的に韜晦が過ぎて冗長な印象を受ける。

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人物・団体紹介

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坪内祐三

1958(昭和33)年‐2020(令和2)年。東京都渋谷区生まれ、3歳から世田谷区育ち。早稲田大学第一文学部人文専修卒、同大学院英文科修士課程修了。1987(昭和62)年から1990(平成2)年まで「東京人」編集部員。1997(平成9)年、『ストリートワイズ』(晶文社)でデビュー。2001(平成13

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