心中への招待状 華麗なる恋愛死の世界 文春新書

小林恭二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166604845
ISBN 10 : 4166604848
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
追加情報
:
18cm,212p

内容詳細

日本の文化に深く根付く「心中」。なぜ、人はその最期を求めようとするのか…。始祖、近松門左衛門「曽根崎心中」の本質を鋭く見抜き、究極の美のありかを探る、三島賞作家の問題作。

【著者紹介】
小林恭二 : 1957年、兵庫県生まれ。東京大学文学部美学芸術学科卒業。84年に『電話男』で第3回「海燕」新人文学賞を、98年に『カブキの日』で第11回三島由紀夫賞受賞。2004年より専修大学教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 林 一歩 さん

    曽根崎心中をテキストに語られる内容はある意味どうでもよくて、エロスとタナトスは表裏一体では無く、ある意味同義語だと理解した上で考える「心中」とは、阿呆な大人が考える究極の性愛だなと。独りよがりだし残される親族は、迷惑以外の何物でもない。死ぬより前にすることはあるだろう。最近そう思うようになりました。

  • 岡本匠 さん

    小林恭二は何冊読んだだろうか。最近は小説よりも、こうした論文ものが多くなっている感じがする。この本は、近松門左衛門の「曽根崎心中」を読み解きながら、日本人の心中観について言及したもの。何故、元禄期の大阪で心中ものが爆発的な人気を得たのか、何故「曽根崎心中」は、原作どおり演じられないのかなど、非常に興味深く読めた。この前作にあたる「悪への招待状」も読まねば。

  • 雨巫女。@新潮部 さん

    曽根崎心中を例に心中について語られた本。徳兵衛とお初が心中するまでが、わかりやすかった。

  • 花実 さん

    『曽根崎心中』の遊女お初と徳兵衛を通して当時の男女の「心中」の意味を読み解いてゆく。近松の心中モノを読んでいて、何で死ななきゃいけないのと思った疑問や『曽根崎心中』で違和感のあった悪役九平次の存在も、あーーそういうことだったかとこれを読んで納得。もともと、心中とは、相手を思う心の中を見せるために起請文を書くことに始まり、髪を切る、爪を剝がす、指を切る、刺青を入れる、とエスカレートして行った延長にあるものというのも面白かった。近松の原作も、角田光代の『曽根崎心中』も再読したくなった。

  • 飼い猫 さん

    大学の授業に関連して読んだ。大変興味深く書かれていて曽根崎心中の魅力を充分に伝えていると思う。曽根崎心中を研究するにはとてもよい資料なので、参考にしたい。

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