Jポップの心象風景 文春新書

烏賀陽弘道

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166604326
ISBN 10 : 4166604325
フォーマット
出版社
発行年月
2005年03月
日本
追加情報
:
18cm,243p
18cm,243p

商品説明

サザン、GLAY、あゆ……ヒットの裏側には何がある。われわれはなぜJポップを愛するのか。その詞やアーティスト自身が背負った「物語」を、日本人の宗教観、自然観、死生観から考察する。

CDが売れなくなったと言われて久しいですが、若者は最新のヒット曲を携帯電話の着メロにし、GLAYは10万人コンサートを成功させるなど、Jポップ人気は決して衰えていません。ではなぜ、日本人はJポップが好きなのでしょうか。この問いに答えるのが本書です。桑田佳祐、松任谷由実、浜崎あゆみ、B´zなど8組のアーティストをとりあげ、その人気のありかたや歌詞を、心理学、民俗学などを用いて分析すると――そう、日本人・日本文化の奥底にあるものが見えてくるのです。

内容詳細

CDが売れなくなったといわれて久しいが、いまも若者は最新のヒット曲を携帯電話の着メロにし、ライブを行えばスタジアムを満員にするアーティストも多い。なぜJポップは、これほどまでに日本人の心をとらえてやまないのか―Jポップを代表する八組のアーティストをとりあげ、その人気のありかたや歌詞に通底する文化的原型を、心理学、民俗学、神話学などの手法で分析、彼らに魅せられてしまう日本人の集合的無意識をも明らかにする画期的評論。

目次 : 日本的共同体とアメリカ―桑田佳祐(サザンオールスターズ)/ 現代日本のシャーマン―松任谷由実/ 成長なき時代の成長物語―GLAY/ ロックによる救済―ザ・ブルーハーツ/ 死を見つめて―草野マサムネ(スピッツ)/ 「文明」と闘うサイボーグ女戦士―浜崎あゆみ/ 娘による母親殺し―椎名林檎/ 日本的「模倣文化」の象徴―B’z

【著者紹介】
烏賀陽弘道 : 1963年生まれ。京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。名古屋本社社会部、「AERA」編集部などに勤務。その間、92年から94年にかけて米コロンビア大学に自費留学し、安全保障論で修士号取得。2003年に退社し、フリージャーナリストとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Kazuo Ebihara さん

    こんな音楽評論には、お目にかかったことが無かった。 Jポップを代表する桑田佳祐、松任谷由実、GRAY、ザ・ブルーハーツ、スピッツ、浜崎あゆみ、椎名林檎、B'zについて、 精神分析学、民俗学、神話学、社会学などの手法を使って分析。 個々のアーティストの楽曲やスタイルの分析に留まらず、 日本人の精神構造論にまで昇華されていた。 Jポップの針小棒大なお話。

  • 坊っちゃん さん

    ★★ 桑田佳祐、松任谷由実、GLAY、ザ・ブルーハーツ、草野マサムネ、浜崎あゆみ、椎名林檎、B’zを取り上げた批評本ですが、2005年刊の古い本なので、各歌手の現在の一般的な評価とはいろいろ違う所があるのは仕方ないです。しかし、生き馬の目を抜く音楽業界で皆さん現在も生き残っているのは大したもんです(解散済みのブルハ除く)。いろいろと小難しい文献を引用してはそれぞれの歌手を褒めていますが、「B'zはパクリだからこそ、日本人に愛されるのではないか」は無理があると思います。(コメント:2019/04/10)

  • しいたーけ さん

    考察が深い。深堀して音楽を聴いてこなかったので、新鮮で再発見でした。

  • ym さん

    こじつけっぽいところもかなりあるが、納得できる点も多かった。スピッツの章はインタビューも参照しており正しい感じがする。GLAYの章もなるほどなあと。B'zの章は納得がいかない。B'zが洋楽のパクリだと思って聴いている人はほとんどいないと思うのと、音楽はパクリやオマージュの繰り返しで成長してゆくものなので。

  • 米村こなん さん

    個人的にはブルーハーツと仏教思想を絡めた章が笑えた。

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烏賀陽弘道

1963年1月京都市生まれ。2003年に早期退職。以後フリーランスの報道記者・写真家として活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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