富士山の文学 文春新書

久保田淳著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166604043
ISBN 10 : 416660404X
フォーマット
出版社
発行年月
2004年10月
日本
追加情報
:
18cm,302p

内容詳細

万葉集から松本清張まで、富士山が登場する文学を約50点取り上げて解説し、日本人は富士山にどのように心動かされ、それをどう言葉に表現してきたか、古今の約50の作品から振り返る。

【著者紹介】
久保田淳著 : 1933年東京生まれ。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。東京大学教授、白百合女子大学教授を経て、現在東京大学名誉教授。専門は中世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Shin さん

    富士山を見に行ったのに見えなくて残念、と思っている時に売店で目に止まって買った本。富士山というテーマが、日本の文学史の中でどのように捉えられてきたかを時代を追って辿ることができ、興味深かった。和歌の専門家ということで和歌が多いが、そのぶん、同じ形式の文学でも捉えられ方が変わってきていることがよく分かる。個人的には、夏目漱石の『虞美人草』での描写に漱石の凄みを感じたかな。あまり安易な再生産は良くないが、同じような切り口で「◯◯の文学」シリーズにしたら面白そう。

  • ほたぴょん さん

    久保田先生は中世の和歌を専門とする研究者。私も大学の頃に随分お世話になりました。上古以前から現代まで、富士山を主題に幅広く文献を渉猟されていますが、やはり中世以前の和歌に関する文章に蒙をひらかれるものが多い。赤人の「田子の浦」の歌は、元は国褒めの歌である長歌の反歌として、常に雪を戴いている富士山を「時知らぬ山」として歌ったものであるから、新古今がこれを冬の歌として採ったのは赤人の意を汲まないものである、とするのは目から鱗が落ちました。

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久保田淳著

1933年東京都生まれ。現在東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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