日本神話の英雄たち 文春新書

林道義著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166603428
ISBN 10 : 4166603426
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
追加情報
:
18cm,206p

内容詳細

戦後、政治的な理由のために学校教科書から消えた日本神話。スサノヲミコトやオホクニヌシといった英雄たちはどう描かれ、何を象徴しているのか。ユング心理学の観点からその英雄像を分析する。

【著者紹介】
林道義著 : 1937年、長野県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院経済学研究科修了。経済学博士。現在東京女子大学文理学部教授。日本ユング研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 金吾 さん

    日本神話の英雄たちの人間くささが微笑ましく感じます。エジプトやギリシャ神話との比較も良かったです。

  • うえ さん

    「カーニバル本来の特徴は徹底した「反秩序」「反道徳」です。もちろん標的は教会です。まず、司教とか司祭を追い払ってしまって、その格好をした子供が儀式のパロディを演じます。その傍らでは賭事をしたり、わざと臭い脂っこい食べ物を焼いて食べたり…古靴の革を焼いて耐えられない悪臭をさせたりしたといいます…既成の秩序を徹底して破壊してしまうという、年に一度のこの馬鹿騒ぎは、民衆のうさ晴らし、ガス抜きの作用をもっていた…同じことは日本の祭にも言えます。日常の秩序はひとまず棚上げにして、存分にエネルギーを発散させます」

  • K K さん

    相変わらず林道義さんいいですね。 禁止されると必ずやぶり、鶴女房、うぐいすの里、青髭については別途検証していただきたい。神さまが泣いたり笑ったりするのは、万国共通でいみがこめられている。 神話は常に変化しており、文章として記録したために定着して固定化された、というのは納得。 "三というのは、男性的な数字である。三というのは、不安定な数字だ。三は二になりたがったり、四になりたがるから。"フォンフランツ 深すぎて、要再読。

  • ゴッツ さん

    スサノオ、ヤマトタケル他にも知らない日本神話の神が登場し他の国の神との共通点を説明しながら登場し理解がとても深まった。スサノオたちのようなトリックスターの行為は今で考えると常軌を逸した行為で怪訝な目で注目を浴びるが当時は英雄として祭り上げるとなると今と昔の価値観に驚かされる。

  • やすかりし さん

    心理学という学問はその学説の「正しさ」を証明できる根拠をどこに置くのだろうか。著者はこの本の中で河合隼雄氏の理論を否定していたが、その根拠となる「数」の心理学的な意味の解釈の仕方など、私には理解できない部分も多かった。そして著者の論もまた他の誰かに否定されるのだろうが、その際の根拠も「そう言われればそう言えるかもね」ということなのだとしたら。なんてことを考えさせられたりもしたが、神話はそれが記録された時点の人々を写すものなので、それ以前の、またそれ以降の考え方で理解すべきでない、など示唆に富む内容だった。

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