男女の仲 文春新書

山本夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166603411
ISBN 10 : 4166603418
フォーマット
出版社
発行年月
2003年10月
日本
追加情報
:
18cm,306p

内容詳細

「戦前と戦後の男女の仲で締めくくりたい」と語っていた著者の、「誰か「戦前」を知らないか−夏彦迷惑問答」「百年分を1時間で」に続く、シリーズ最終回。寄せては返す懐かしい夏彦節が聞き納めの一冊。

【著者紹介】
山本夏彦 : 大正4年、東京根岸生まれ。パリのユニヴェルシテ・ウヴリエール修。昭和14年「年を歴た鰐の話」の翻訳を中央公論に発表。昭和30年、インテリア専門誌『室内』(もと「木工界」)を創刊。昭和59年、菊池寛賞。平成2年、『無想庵物語』で読売文学賞。平成14年10月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 五月雨みどり さん

    三部作のラスト。山本翁が一番話したくてこれをトリにもってきた「男女の仲」についての話は,なんと絶語(絶筆ならぬ)。その先が聞きたかったのに。しかーし,今作では前作までの才媛?が本当の才媛になり,なんだか鼻白むことが多くて。クチバシ挟むなや,おまえの「モノ知ってんで」ドヤ感はいらんねん,と何度心の中で叫んだことか。やっぱさ『ブラタモリ』はタモさんの蘊蓄が聞きたいんであって,アシスタントの女子アナは頓珍漢でいてくれたほうが安心するじゃん,それと同じだなと。いやーこの感想はフェミニストに怒られますかねぇ(笑)。

  • 阿部義彦 さん

    私にもかなりの影響を残した、ダメの人、山本夏彦さんの対談集最後の章を男女の仲にしようと予言して、文字通り三回続くうちの、一回を語って亡くなられました。自分の中に他人を飼ってその他人が自分を追い出した人「何用あって月世界へ」「私が探せば何時でも無い」「平和の時の平和論」などタイトルの付け方の名人でした。一番好きなタイトルは「世はいかさま」ですね。生まれたもののどうせ死ぬ迄の暇潰しと人生の見物人を自認してきた夏彦さん人間の本質はそう簡単には変わらないものだと私に教えてくれました、成程この世は嫉妬で動いてます。

  • hibimoriSitaro さん

    前半快調だったに終盤失速。これは聞き手の問題だろう。ルノアールがつぶれない理由を聞きたかったナ。

  • ミュンヘン さん

    夏彦先生最後の悪態。行為における技術はずっとクロウトだけのものだったのに戦後素人に公開しちゃってそれじゃ男の身が持たないよ、女性のつよさに男性がかなうはずがないんだから的話。もっと聞かせてもらいたかったけど、最後の対談からしばらくして先生は亡くなられたそうです。こうやって戦前を知る方がどんどんといなくなっていくんだなあと…さみしい。

  • ゆたか さん

    相変わらず鋭くて機知にとんだ語り口。「写真に撮らなきゃ忘れてしまう光景なら、忘れてしまっていい。写真に撮ったから自分はそこにいたと記憶のかわりにするとは情けない。」(p.61)は至言である。

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山本夏彦

大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。昭和14年『中央公論』に発表した翻訳「年を歴た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和30年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わる。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、世相

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