中国はなぜ「反日」になったか 文春新書

清水美和著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166603190
ISBN 10 : 4166603191
フォーマット
出版社
発行年月
2003年05月
日本
追加情報
:
18cm,230p

内容詳細

日本に潘陽領事館問題のしこりがあれば、中国には靖国問題、歴史問題の反日の狼煙。1972年国交回復以来、親愛と憎悪の間を大きく揺れ動いてきた日本と中国の関係を、歴史の遠近法で検証する。

【著者紹介】
清水美和著 : 1953年、名古屋市生まれ。京都大学経済学部卒。中日新聞社入社、三重総局、東京社会部、特別報道部を経て、北京語言学院で語学研修。その後、香港特派員、北京特派員、米コロンビア大学客員研究員等を歴任、2001年12月まで中国総局長。02年1月より東京新聞(中日新聞東京本社)編集委員。中国滞在十年の経験を生かし中国報道、評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おらひらお さん

    2003年初版。中国が戦略的友好関係から反日政策へと転換し、その問題点を指摘したものです。キーマンとしては江沢民でしょうか。ただ、極端に民衆を煽ることは矛盾が多い現体制への批判へと矛先を変える可能性もあり慎重にコントロールすべき点でしょう。逆に日本は視野が狭く、アメリカべったりですが、米中は巧みに日本を抑え込もうとしていることは本書でも指摘されています。日本が自立できる日は来るのでしょうか?中国が反日政策をとるまでの通史的検討が行われていて、勉強になる一冊でした。

  • さいごの砦 さん

    約15年前、小泉政権時の本で、新書にしては少し古いもの。中国の『反日』が天安門事件と江沢民政権の愛国教育が転換点となっており、共産党政権の正統性確立のために格好の標的のなったとしている。 清水氏はこれを必ずしも政権中枢部が意図したものでなかったという代表的な例として胡耀邦の言葉で締めくくる。 領土問題の重要性を軽視していた清水氏の日中関係は改善していくという予想は外れているが、中国反日の原点を知る上では重要な文献であると感じた。

  • ののまる さん

    中国の情報統制が撤廃されないならば、地道な民間交流しかない。しかし、清水美和さんの本は、どれも目配りがよく、精度が高い。

  • Naota_t さん

    ★3.3/中国における20世紀後半の戦略的「反日」政策について書かれている。様々な政治的事実が書かれているが、そこから先の考察などが薄い。個人的には、もっと歴史的・地政学的に、なぜ「反日」なのかを知りたかった。政治によって反日か否か、右顧左眄するのは韓国と同じだ。近年は目立った反日的活動が見られないが、いつでも顕在化するリスクを孕んでいる。直近で『南京事件』(笠原十九司)を読んだので、理解が進んだ。著者は、天安門事件当時に偶然現地にいた。その話をもう少し膨らませてくれたら、読者に学びも多かったと思う。

  • Kentaro さん

    残念ながらA級戦犯という、アメリカにより作り上げられた戦争犯罪の誤解をきっちりと乗り越えない限り、靖国参拝の目的が当時の日本の家族のため、子孫のために戦った御霊の供養以外に歪曲されることが繰り返されるのだと思います。 私も大学生の時に南京を訪れたとき、そのときの中国人にあなた達日本人を恨んではいないし、あなた達は悪くないとお茶屋さんで歓迎された日を思い出します。 今後もパフォーマンスによって、反日を起こさせるようなことはあって欲しくないなと感じた一冊でした。

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