旅行記でめぐる世界 文春新書

前川健一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166603053
ISBN 10 : 4166603051
フォーマット
出版社
発行年月
2003年02月
日本
追加情報
:
18cm,254p

内容詳細

『何でも見てやろう』から『深夜特急』まで、人々の心を熱くした旅の本を厳選。作家や女優の外遊、特派員やジャーナリストの取材、若者の冒険と貧乏旅行、アメリカ留学など、戦後の海外旅行のうつり変わりを追う。

【著者紹介】
前川健一 : 1952年東京都生まれ。73年のアジア旅行をはじめに、世界各国を旅する。88年『東南アジアの日常茶飯』(弘文堂)で食文化を書いて注目され、以後アジアを中心とした旅行・文化についての執筆で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雲をみるひと さん

    戦後の旅行記の時代毎の変遷を論じた本。旅行記がテーマにも関わらず、かなりアカデミックな内容。有名な作品に対する言及もあるので、それらの作品を読んだことがあれば内容の理解も早まるかもしれない。本作に旅行記を読む楽しみを期待した読者は少し期待を裏切られるかもしないが、これはこれで参考になる。

  • HIRO1970 さん

    ☆★☆流石は前川さんです。相当の読書家であることは感じていましたが、旅行記の指南役までしてくださるとは、やはり只者ではないですね。既読の本はやはりこれは載るよなと思いつつ、知らない本はこれは読まずにはいられない感じになってしまいました。(続々と読みたい本に追加・・・。)海外の旅行本は好きなのでかなり読んでいるつもりでしたが、時代ごとに大きな流れで流行り廃れがあり、現在ではイラストが書けて手書き風に知ったことを満載にしてしまうのが主流派というのも頷けました。次々と新しい世界を見せて頂け今後も楽しみです。

  • きのP さん

    戦前戦後で『海外旅行が自由に出来なかった時代』に書かれた様々な旅行記をもとに、それぞれの著者目線での海外を説明するといった本。非常にしっかりと書かれていてその著者が生きていた時代や目線に想いを馳せる事が出来た。が、いかんせん内容がまったく面白くなく、興味を持てなかった。結果、途中で読むのは止めました。本を読むだけで世界を旅行してるような錯覚におちいる、そんな内容を期待してたのにな。乱読に失敗はつきものですね、次にいきましょう。

  • daidai さん

    1948年から現在までの旅行記ガイド。行き先別ではなく、海外旅行自由化以前の旅、自由化の始まり、研究と仕事の旅、アジアへアフリカへ、70年代行こうの旅行ブームと紀行文の歴史ともいえる一冊。

  • Hiroki Nishizumi さん

    失礼ながら予想以上に良い本だった。単なる旅行記の寄せ集めではないかと思っていたが、戦後の主だった海外旅行記をある意味学術的な目で論じている。pp.67-68 はっきり言うのは心苦しいのだが、若者の旅行記で再読に値する本は多くない。思い込みが激しかったり、仲間内のなれあい雑談のようだったり、無謀な旅の自慢話の羅列にすぎなかったりといった具合で、のちの時代に読み継がれる内容はほとんどない。・・・「どこで何をしたか」というのはたいして重要ではなく、どんな文章で表現しているかがもっとも重要だとあらためて思う。

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