名前の日本史 文春新書

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166602674
ISBN 10 : 4166602675
フォーマット
出版社
発行年月
2002年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,181p

内容詳細

世界でも有数の複雑さを持つと言われる日本の人名。古代の「蝦夷」から平成1番人気の「大輝」まで、その変遷を歴史的に展望したり、別の視点から見直したりすることによって、新たな魅力を探る。

【著者紹介】
紀田順一郎 : 1935年神奈川県横浜市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。近代社会思想史、書物論を経て、現在はコンピューター関連のメディア論などを手がけるかたわら、古書ミステリを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAN さん

    名前をつける。人間の基本的な営みだと思うし、単純に親の希望とか、愛の結果として命名があるのだろうけれど、歴史に刻まれた「なまえ」はそう単純なものではない。だいいち、今の日本人の名前のつけかただって、明治以後に決まってきたのだし、だいいち記録にのこっていない人々の名前はその時代でどんな事情でつけられたのか、その真意をさぐるのは難しい。そしてその名前が人の人生を規定してしまうこともあると考えると、不思議な、しかし厳粛なものだと思っった。

  • こだま さん

    昔から変わった名前の人はいたのだ、何も今に始まった事ではないと感じた。

  • tacacuro さん

    時代とともに、名前のあり方は変遷してきている。家という考え方は残しつつも、氏名をより「個人」を識別するものとして捉え直すことはできるんじゃないか。「選択的夫婦別姓」を主張するよりも、「原則生涯同一氏名」論の方が建設的だと思う。いずれにせよ、別姓夫婦の子どもの姓をどうするかがが論点となる。いっそこれからは、日本でもラテン圏のように、氏を両親からそれぞれ引き継いで、2つの氏を登録できるようにしてはどうだろうか。

  • うたまる さん

    日本人の名前についての論考。一つ一つのトピックがなかなか面白く、特に一郎次郎というような出生順を表す名前は日本だけの習慣だと知り驚く。また中華圏の俗信である辟邪(故意に汚い名前を付け魔除けとする)では、○○丸や○○麻呂は便器の”おまる”の意であることに衝撃を受けた。朝鮮では”犬の糞”という更にえげつない名前もあったとのこと。改名についてでは、我々が憧れるような由緒ある難字の名前の人が、逆に平凡な名前に変えたいと願っていることに苦笑う。まあ、言われてみれば流行のキラキラネームも大人になれば変えたくなるよな。

  • 邑尾端子 さん

    表題に「日本史」とあるが古い時代に関する部分よりも、むしろ現代の子供の命名に関する考察の部分が面白かった。(筆者自身も後記で「もとより名前の専門家ではない」と書かれているが、姓氏の歴史に関する記述は内容があっさりとしていて、従来諸説あるなかの主流な意見を軽くなぞっているだけという印象がある。) 昭和以降の名前の流行り廃りの動きについて分かりやすくまとめており、有名な「悪魔ちゃん」事件などが記憶に残っている世代としては当時を振り返る意味でもなかなか興味深い。

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