英国大蔵省から見た日本 文春新書

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166602261
ISBN 10 : 4166602268
フォーマット
出版社
発行年月
2002年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,214p

内容詳細

日本の素晴らしさ、欠点、その両方を教えてくれたのは英国だった。日本財務省と英国大蔵省の若手職員交換制度の第1期生に選ばれた著者が見た・聞いた・考えた、日英政治・経済・文化比較論。

【著者紹介】
木原誠二 : 1970年東京生まれ。東京大学法学部卒業。大蔵省(現・財務省)に入省。1996年から1998年までロンドン大学LSE校及びロンドン大学高等法律研究院で学び、修士課程修了後、博士課程に進む。1999年に英国大蔵省に派遣され、2001年に帰国。現在、財務省大臣官房に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちくわん さん

    2002年2月の本。著者は現職の衆議院議員(東京20区)。はじめて出馬する前に出版。保守党のサッチャー、メージャーから労働党のブレアへ変わる頃を取り上げている。まさにその後、日本が歩んだ道。本書では英国と日本の差として「独自性の発揮」をあげ、ノーベル賞受賞者の数を尺度とした。本書の時点で英国は60人以上、2020年現在133人。物理学賞にはトムソン、ディラック、ペンローズ。他も満遍なくいる。ちょっと古い話ではあるが、なるほどではあった。こういう方もいると思うと心強い。ただし誤字はやはり気になった。

  • masabi さん

    英国大蔵省に勤務した経験を持つ官僚の日英制度比較論。理念のもとに試行錯誤を繰り返し、ゆっくりながらも確実な変化を遂げる英国。それに対し、グランドデザインを掲げながらも些末な点に拘り結局は挫折する日本。人間は完璧ではなく失敗することもあるのだから、失敗を糧にする。役人と政治家の関係もまた異なる。政治家と官僚が良くも悪くもべったりしている日本に対し、英国では一般政治家と役人の接触が禁じられるなど、議会制民主主義、首相と共通の制度であっても、その中身は変わったものになっている。

  • しんこい さん

    日本のことを対比ひして描くというより、英国の政治体制や官僚について知らない事ばかり。英国首相は三権分立でなく民主的独裁者ですらある、なんて聞くと日本で大統領制を導入するより必要もなかろうと思いますし、官僚は国民のしもべでなく、大臣に忠誠を尽くすなんてことも全く知りませんでした。名前が同じでも実態は国により色々です。

  • Naota_t さん

    ★3.5/日本と英国の文化の違いを知るだけでも新鮮で、読み物としても十分に楽しめた。日本では役所間の関係が「権限」の問題として処理される一方で、英国では「責任」「責務」と処理されるなど、著者の経験に基づく日本・英国間の違いが頻出する。日本の財務省などの体制の不備などが素直に認められており好感が持てる内容だ。また、英国が大麻大国だとは驚きだった。–––コモンローの精神こそが英国の体質である。[…]英国の本質は、耐えることなく試行錯誤を繰り返して「進化」していく、「永久進化」の中に見出すことができる。p48

  • Humbaba さん

    日本にいると,そこで行われていることは当然の物のように感じる.しかし,日本を離れると日本の良さと悪さの両方を強く感じられるようになる.外国を研究して,自分たちの現状に晏嬰させることは意味があるが,それはただ真似るだけでは達成できない.

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