「南京事件」の探究 その実像をもとめて 文春新書

北村稔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166602070
ISBN 10 : 4166602071
フォーマット
出版社
発行年月
2001年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
北村稔 ,  
追加情報
:
18cm,197p

内容詳細

「南京事件」は中国侵略の象徴として、いまも日本に反省を迫る切札となっている。本書は、大虐殺があったという「認識」がどのように出現したのかを、厳密な史料批判と常識による論理で跡づけた労作。

【著者紹介】
北村稔 : 1948年京都府に生まれる。京都大学文学部史学科(現代史専攻)を卒業。同大大学院博士課程中途退学。三重大学助教授を経て、現在、立命館大学文学部教授。法学博士。専攻は中国近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Miyoshi Hirotaka さん

    世界大戦の起源はクリミア戦争。局地戦闘だけでなく、相手を弱める戦闘や牽制が地球規模であった。戦争は19世紀からグローバル化していた。局地での軍事的勝利という成功体験しかないわが国にとっては難問。1930年代には戦争はさらに進化し、情報を含めた総力戦になった。仮に、日英同盟の求めに応じ、ヨーロッパに数師団を派遣していたなら、近代戦の本質を学習できていたかもしれない。わが国はこの貴重な機会を内向きの理由で見逃した。南京事件の歪曲、拡散を許したのは、中国との問題だけでなく、近代戦に無防備で臨んだ脇の甘さがある。

  • donboo さん

    南京事件の真実は肯定派と否定派そして中立的な意見がある。やはり敗戦国となり戦犯裁判を裁かれる立場での判決に至る経緯には疑問が残る。中国と日本で行われた裁判で虐殺人数の違いも、中国の政治的戦略と情報戦が勝った結果なのだろう。真実は一つの筈が歪められた歴史が今尚 両国間の深層心理に影響を及ぼし、薄ぺらい友好関係のように見えてしまう事が残念でならない。

  • mj さん

    この事件への興味は全くないんですけど何故か買い、15年ほど本棚の肥やしになっていましたが、読んじめぇました。読んでよかった。面白かった。そちら側の史料をつかって話しを進めてもこれだけのことが言えるという、アイデア商品本。遊び心があって楽しい。そして、まさにこれがプロなのだと。どこにどんな資料があるか頭の中に「地図」があるのでしょうか。加えて、これこれコウコウだとすればアアなるはずだから、こんな史料があそこらへんにあるはずと仮説をたて、見事掘りあてる。ロープ―、おそるべし。

  • ペンポン さん

    戦争における情報戦の影響力の大きさを改めて認識させられた。当たり前と言えば当たり前のことであるが、国民党はそのことを良く理解しており、当然の事として実行した。テインパーリーと言う胡散臭いジャーナリストを雇い入れ、上手く世界に誇張を交えた情報をそれらしく流させた。それに対して、日本人はWAR GUILT INFORMATION PROGRAM に縛られ反論できないでいた。こんな馬鹿馬鹿しいことを早く断ち切るにはどうすれば良いのか?考えさせられる。

  • 兵衛介 さん

    決定的証拠とされる「目撃者」ティンパーリーが国民党宣伝処の協力者であったとか、日本人研究者の編纂資料が誤訳だらけとか、この事件は闇が深すぎる・・・

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