宮廷文学のひそかな楽しみ 文春新書

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166602025
ISBN 10 : 4166602020
フォーマット
出版社
発行年月
2001年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,214p

内容詳細

清少納言の食事の姿勢、天才音楽少女と天皇の教育係、親に内緒で恋人を部屋に迎える苦労など、宮中女房の知られざる生活をのぞく。

【著者紹介】
岩佐美代子 : 1926年東京生れ。45年女子学習院高等科卒業。昭和天皇第一皇女照宮様の御学友として幼少時より十三年間にわたり奉仕。鶴見大学名誉教授。文学博士。専門は中古・中世の和歌、女流日記の研究。『光厳院御集全釈』(風間書房)で第五二回読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Waka さん

    男性を中心とした研究者が疑問にも思わなかったり、疑問に思いながらもなあなあにしてきた通説を、女性の視点や生活者の視点、いち読者としての謙虚な視点から覆してゆくいくつかの章が痛快。もともと氏の岩佐氏のお名前は『玉葉集』『風雅集』また永福門院関連の図書でしばしばお世話になって存じていたが、専門外の時代の文学作品に対しても広く知識や考えを持っていらっしゃることに、改めて感動した。

  • Koro さん

    筆者のように身近に生き生きと古典文学を読めたら…とその知識、体験、見識がうらやましくなった。特に興味深かった箇所は「讃岐典侍日記」についての一章で、堀河天皇の人柄、あの鳥羽天皇御歳五歳の頃の可愛らしさが感慨深かった。「讃岐典侍日記」は必ず読もうと思う。

  • もちもち さん

    あたりまえのことなのだけど、国文学者という職業の方々は、よく本を読んでいらっしゃるのだなあ…と、そんなところに感動したり。わたしなんて、古文を出されたらひとまず「うええ、古文だ」なーんてリアクションをとらないと気が済まないのに笑!投扇興なんて聞いたことないけど、この採点図には見覚えがあったわ。源氏物語も、読んだことないけど、なんか面白そうだな、って思った。知識が少ないわたしにも、読みやすい本でした。

  • 内藤銀ねず さん

    著者は、玉葉集や風雅集、いわゆる京極派和歌研究の大家で、関連図書に名前があるのを見掛けては、ひそかに「岩佐ブランド」として私淑しております。 それもこれも、この新書を読んだからでして、仕事として古典研究をしながらもご自身が古典大好きなのが伝わってきます。本の中では少しだけ触れられていますが本来の研究分野である和歌の、しかも「歌合」の歴史について書かれた章には苦心の跡が見られます。 肩の力を抜いて読めるのがステキ。

  • ムージョ さん

    突っ込んだ新解釈など新書ながら読み応えあり。著者自身が名家の出身で、皇族のご学友という特殊な立場と言うこともあり、一般の研究者とは一味違う視点という印象。昔の偉い学者が唱えた説が何の吟味もされないまま事実のように思われている現状に異を唱えている。なるほどそうだったのかといろいろ勉強になった。紹介されていた讃岐典侍日記が読みたくなる。

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