誰か「戦前」を知らないか 夏彦迷惑問答 文春新書

山本夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166600649
ISBN 10 : 4166600648
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
18cm,238p

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    こういう戦前のあれこれ話の一つ一つが面白く対談されていて良かった。著者の山本夏彦氏は大正4年の生まれだが、私の幼少期に亡くなった家の祖父は明治43年の生まれだったので、まるで祖父の話を聞いている様に感じた。祖父といろんな話をしたかったなぁ。

  • さきん さん

    これが中々良かった。戦前の下町の雰囲気が掘り出される。現在につなぐような接続詞省略、演劇から活劇、無声映画、映画、そして映画自体の衰退がめまぐるしい、銀行や郵便では預金しかしてなかったり、家庭ですきやきするようになってからの牛鍋屋の衰退、戦後を覆う日教組史観など。戦前はそれなりに明るい時代だったと力説している。

  • 五月雨みどり さん

    どんだけぶりの再読だろうか。初版平成11年(1999年)。20世紀も終わりに際し,大正生まれ80代半ばの山本翁が孫世代の20代の才媛?に「戦前」(古くは明治から)の文化や世相についてあれこれ指南する問答集。楽しい。才媛がモノ知らな過ぎて(笑,自分も笑ってる場合じゃないんだけど),知らないくせに苦し紛れに切り返して翁に呆れられるとことか。山本翁,頑固ジジイなんだけど可愛いんだよね,自分もこういう爺様と赤ちょうちんで一緒に熱燗でも呑みたいぜ,「戦前が暗かったなんて嘘です」かなんか聞きながら。次作に続くよ〜

  • tetuneco さん

    好きなものはありません。死ぬまでのひまつぶしに食べているんです。だなんて、言ってみたい。

  • 白義 さん

    一人一人の個人史が歴史を形作るのだとしたら、この問答は堂々とした個人史である。公式的な歴史に抗うように、食、金、お芝居まで細部のディテールが詰まった戦前を現代への嫌みたっぷりに語っていく名話芸が冴えている。ただ、こんな超いいとこ育ちの人なかなかいないよなあ、という気にはなるのだけど。活動写真の弁士なんてわー懐かしーと(見てないのに)言うこと請け合い。高度なレトリックとボキャブラリーも身に付く秀逸な談話本

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山本夏彦

大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。昭和14年『中央公論』に発表した翻訳「年を歴た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和30年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わる。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、世相

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