黄門さまと犬公方

山室恭子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166600106
ISBN 10 : 4166600109
フォーマット
出版社
発行年月
1998年10月
日本
追加情報
:
254p;18

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちばっち さん

    たまたま手に取ったのですが当たりでした。冲方さんの光圀伝を読んですっかり黄門様のファンになったのをガラガラと崩されてしまい(笑)、でも最後にはやっぱり素敵!と思わせてくれました。綱吉も犬公方とかマザコンとか可哀想なイメージしかなかったのですがそれがどれだけ新井白石を信用するあまりのフィルターだったのかを知り、どれだけ綱吉が真摯に政治に取り組んだのかを証明してもらって目から鱗が落ちました。山室さんの鋭いツッコミと愛ある目線が素敵でした。他の本も読んでみたいです。

  • ゆきこ さん

    黄門様として親しまれている水戸光圀と、犬公方呼ばわりされている将軍綱吉。同じ時代に生きた二人の本当の姿と、後世における評価に大きな差がついてしまった原因を考察する1冊。まず、とても読みやすい文章であり、内容がすんなり頭に入ってきたところが良かったです。色んな史料をもとに2人の人物像に迫っていく様子が、まるで推理小説を読んでいるかのようで楽しかったです。知れば知るほど綱吉公に魅力を感じます!

  • とりもり さん

    末弟から主座につきながら、かたや名君として称賛され、かたや犬公方と蔑まれ続けている対象的な二人。でも、実態は相続の"よじれ"を弁明するシナリオを熱演することで「黄門伝説」として名を残した光圀と、生類を憐れみ、以て人々の仁心を涵養して殺伐たる戦国の遺風を払うことに成功しながら、新井白石の前代を貶める記録によって、暗君として長年語り継がれ続けることになる綱吉。こうして史料を丹念に読み込むことで、知られざる実像を明らかにした著者の功績に拍手。是非教科書も修正して綱吉の汚名をそそいであげて欲しい。★★★★★

  • 手ぬぐいゲッター さん

    歴史上の人物って真実が伝わってないことがあるんですよね(評判が悪い人って事実が歪曲されていたり本質が理解されていなかったり)。山室さんは真実を追求しようとしているところが好感を持てます。この本は水戸光圀と徳川綱吉の真実を知るのに良いと思います。綱吉さんはバカ殿ではないということが分かりました。

  • MrO さん

    知ってるつもりであったことを、何も知らなかったことに気づく快感にみちた読書。家宣が、綱吉のやったことを次々に廃棄していったのに、生類憐れみの令だけは存続させたことは、ちょっと同時代の記録を見ればわかるはずなのに、ただ白石の言ったことだから間違いはあるまいという勝手な思い込みの怖さ。綱吉以前と以後の日本社会の変化をみれば、彼の業績の大きさがわかる。日本人の精神構造を変えた希有の政治家だったとは。

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