石井桃子・高峰秀子 精選女性随筆集

石井桃子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784166402908
ISBN 10 : 4166402900
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
269p 19cm(B6)

内容詳細

児童文学史を創った女性の回想する郷愁の明治。日本映画史を築いた女性が見つめてきた昭和の裏と表。

目次 : 石井桃子(『幼ものがたり』より/ 戦争ちゅうと戦後)/ 高峰秀子(『わたしの渡世日記』より/ ちょっといい話)

【著者紹介】
川上弘美 : 1958年、東京都生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。96年、「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2001年、『センセイの鞄』で第37回谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐっちー さん

    石井さんにしろ高峰さんにしろ、子供時代の記憶の鮮明で美しい文章に刮目する。石井さんは明治の生まれ。先日聞いた落語に登場した羅宇屋さんが実際にいた時代。見知らぬ過去の話なのに何故か懐かしく陽だまりの匂いがする。一方の高峰さんは昭和の初めの話から始まった。大人の都合で振り回された子供が、大人が思うよりずっと冷徹な目で世を見ていたという記憶。表紙を見た時には全く畑違いの2人をなぜ並べたのかと思ったが、この2人は合わせ鏡のようなのだな、と納得した。

  • ふゆ さん

    華やかなおふたり、と思っていました。銀幕の美人女優と文豪に愛された才媛で実業家。裏に学歴コンプレックスがあり、大人の視点から児童文学に携わった矜持がある。どの随筆もはっきりくっきりしています。このふたりを一冊にまとめた川上弘美すごい。本もすごく素敵です。薄紙されてるし、表紙もピンクや赤じゃないし、大きさもいい。カバーをめくってもいいし、帯の雰囲気もいい…。私のプーさんは箱入りなんですよ(自慢)

  • どら猫さとっち さん

    児童文学翻訳家の石井桃子、女優の高峰秀子の名エッセイを、川上弘美がセレクトした巻。お二人とも、文章力もディテールも見事。高峰秀子のエッセイは、自分の人生や周囲の出来事を、小説のように書くのがうまい。亜流のタレント本など目じゃないくらい、書きたいことを書いている。近年また再注目されているのもうなずける。石井桃子のエッセイも読まれてもいい。村岡花子のエッセイも注目されているが、こちらも是非。

  • 圓子 さん

    石井桃子:何でもないことがどうしてこんなに特別っぽいんだろう。高峰秀子:波乱ばかりの子供時代、そこから、変にすねたりひねたり文章が書けるようになるまでにどんなことがあったろう。

  • savasava さん

    石井桃子さん、高峰秀子さんそれぞれ幼少の頃を書かれているのですが、石井さんの満たされ穏やかである出来事に反し、高峰さんの過酷な環境での冷めた視点で書かれたものは、読んでいてある凄みを感じました。無学であることを生涯恥じていたと書かれていましたが、複雑な家族関係の中にある自分でさえも、どこか遠く俯瞰の眼で眺めていたのでしょうか、理知的な文章に、感じ入るばかりです。川上さんも冒頭に書かれていましたが、お二人の入門書には最適かと。確かにもっと書かれているものを読みたく思いました。

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