病葉草紙

京極夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163918679
ISBN 10 : 4163918671
フォーマット
出版社
発行年月
2024年08月
日本
追加情報
:
504p;19

内容詳細

人の心は分かりませんが、 それは虫ですね――。

ときは江戸の中頃、薬種問屋の隠居の子として生まれた藤介は、父が建てた長屋を差配しながら茫洋と暮らしていた。八丁堀にほど近い長屋は治安も悪くなく、店子たちの身持ちも悪くない。ただ、店子の一人、久瀬棠庵は働くどころか家から出ない。年がら年中、夏でも冬でも、ずっと引き籠もっている。

「居るかい」

藤介がたびたび棠庵のもとを訪れるのは、生きてるかどうか確かめるため。そして、長屋のまわりで起こった奇怪な出来事について話すためだった。

祖父を殺したと言い張る孫娘(「馬癇」)、真面目な左官の不審な行動(「気癪」)、料理屋に集った四人の死(「脾臓虫」)、遠方からもたらされた奇妙な見合い話(「脹満」)‥‥

「前巷説百物語」に登場する本草学者・久瀬棠庵の若き日を切り取った連作奇譚集。


【著者紹介】
京極夏彦 : 1963年生まれ。北海道小樽市出身。日本推理作家協会監事。世界妖怪協会・お化け友の会代表代行。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年、『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞長編部門、97年、『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2000年、桑沢賞受賞。03年、『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年、『後巷説百物語』で直木賞、11年、『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、16年、遠野文化賞、19年、埼玉文化賞受賞。22年、『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    京極 夏彦は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者30周年なので、続々と新作が出版されます。本書は、「前巷説百物語」に登場する本草学者・久瀬棠庵の若き日を切り取る連作奇譚集、病葉草紙と言うよりも病蟲草紙でした 🐛🐜🐝 人体には、色んな蟲が宿っているのかも知れません。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918679

  • Richard Thornburg さん

    感想:★★★★  さらりと読める8篇の短編からなる短編集です。  百鬼夜行シリーズや巷説百物語シリーズなら「妖怪」に見立てた事件だったりするのだけど、本作ではそれを「虫」の仕業として久瀬棠庵が事件を解決していく。  この久瀬棠庵、なかなかにクセが強くて最初はそのペースについていけなかったりするんですが(笑)2〜3話読めばなくてはならない存在になってきます。  棠庵の住む長屋の差配の藤介との掛け合いも軽快で読んでいて楽しくなります。  オススメの一冊です。

  • KAZOO さん

    京極さんの新しいシリーズのようで時代探偵小説のような感じでした。江戸の長屋で起きる事件をそこに住んでいる儒者といっていいのかあまり外に出ない人物が解決していきます。ある意味アームチェアデテクティブのような感じいです。しかも本当の解決を明かすと差しさわりがあるので、毎回ある「虫」のせいにしてしまいます。その虫のイラストが面白い感じです。

  • ちょろこ さん

    虫×謎解きの一冊。江戸の長屋を舞台に繰り広げられる、虫は虫でも病の虫騒動謎解きストーリー。長屋の差配人の藤介と店子で引きこもりの久瀬棠庵。噛み合っているのかいないのか、そんな二人の会話によるツボのくすぐりから始まり、棠庵の決めゼリフである「それは虫ですね」で一気に長屋を取り巻く事件の裏側が動き出し、一捻りある着地へ。その謎解きまでの仕上がりに思わずほぉ…っと感嘆の吐息。イラストが可愛い針聞書も初めて見た。庚申待ちといい古くからの虫と信仰、病の結びに感心しちゃう。興味深さと面白さと…もう少し読みたいぐらい。

  • ☆よいこ さん

    因幡町藤左衛門長屋の大家の息子、藤介(とうすけ)は隠居生活で働かない父親に代わり長屋の面倒を見ている。個性的な店子を日々見守っているが、久瀬棠庵(くぜとうあん)は特に変わり者だった。長屋の困り事を、棠庵は「虫」のせいだと言い解決していく▽『針聞書』にでてくる虫たちを題材にした物語。とても京極夏彦らしい物語でした。九州国立博物館のミュージアムショップで『はらのなかのはらっぱで』https://bookmeter.com/books/152059 と一緒に激押しされていた本。2024.8刊

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京極夏彦

1963年、北海道生まれ。小説家・意匠家。印刷博物館館長。日本推理作家協会監事。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞長編部門、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木三十五賞、『西巷説百物語』で

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