神と黒蟹県

絲山秋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163917757
ISBN 10 : 4163917756
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
追加情報
:
240p;20

内容詳細

「黒蟹とはまた、微妙ですね」。日本のどこにでもあるような「地味県」の黒蟹県。そこで暮らす、そこを訪れる、名もなき人々や半知半能の神がすれ違いながら織りなす、かけがえなく、いとおしい日々。まだ名付けられていない人間関係を描き続けてきた著者真骨頂の連作小説集。

【著者紹介】
絲山秋子 : 1966年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。住宅設備機器メーカー勤務を経て、2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞を受賞してデビュー。04年「袋小路の男」で川端康成文学賞、05年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、「沖で待つ」で芥川賞、16年『薄情』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • bura さん

    人間の営みを体験する神の物語を8篇の連作で描く。黒蟹県というとても地味で箱庭の様なフィールドの中で様々な人間達の人生が進んでいく。そこで一緒に過ごす人間になった神の様々な「気づき」がとても面白く豊かな世界を紡ぎ出している。作者の視点が正に神様の様に人間の突拍子もなく微笑ましい行いを愉しんで綴っているのだ。これが流石である。終章の「神と提灯行列」がとても愛おしく、心に残る読後感を与えてくれた。絲山文学の良作である。

  • ちょろこ さん

    沁み込む一冊。すごく好みの世界観だった。舞台は架空の地、どこにでもあるような「黒蟹県」。この現実と架空の絶妙な交わりに深く考えずに身を委ねられた至福の時間。元から暮らす人、移住し新しく住まう人たちのなんてことはない姿を描いていくだけなのに、なんだろう、スッと沁み込んでいく感じがすごく好き。ふわっと舞い降りる神なる存在も神の視点もじわりと沁み込む数々の言葉もめちゃくちゃいい。これぞ人たるものの姿が絶品で何度も共感し、最後はたまらない愛おしさが溢れる感覚に陥ったほど。人間でいるのも悪くないよね、なんて思えた。

  • みっちゃん さん

    地名は勿論、方言、植物、名産物まで作者の造形。架空の県、黒蟹県。でも、どこにでもありそうな処、そして住まいする人々も。力が抜けて可笑しみのある文章(特にP128還暦前後の男性の様々な喩えには申し訳ないけど、大笑い)から浮かび上がるのは、人生半ばを過ぎて、これまでの来し方への少しの後悔と諦め、でも生きとし生けるものへの穏やかで優しい眼差し。「いとおしき日々だった」ちょいちょい人間界に降り立ち、ひとと関わり触れあう妙に人間くさい神様がこれまた良い味を出している。

  • hirokun さん

    星3 普段読まない芥川賞作家の作品。仮定の県、黒蟹県を舞台にして、日常の生活の中にある当たり前の出来事の中に意味を見出すことをテーマにした作品?全知全能ではない人間味を持った紙が登場するが、この中にも日本人の宗教観が表現されているのか?小学校時代から国語の成績の良くなかった私にとって、すべて『?』のついた感想になってしまった。難しい文章ではないのだが、読解力のせいか正直よく理解できない作品であった。他人の書評を参考に理解を深めたいと思う。

  • 貴 さん

    「兄は自由人である。ロックバンドのサーポートメンバーとしてドラムを叩くこともあるが、それ以外は各地のイベントでカキ氷を売ったりクレープやケバブを焼いたりしているようだ。ときどき中南米や南太平洋の国に旅行をして意味不明なお土産とともに帰ってくる。住所不定無職というやつである」ドラム、ケバブ、中南米、住所不定・・・絲山秋子さんの自由人て、やっぱりハードルすごく高い !

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人物・団体紹介

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絲山秋子

1966年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、2004年「袋小路の男」で川端康成文学賞、2005年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年「沖で待つ」で芥川龍之

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