ある愛の寓話

村山由佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163916439
ISBN 10 : 4163916431
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
追加情報
:
259p;20

内容詳細

デビュー三十年記念作品。原点回帰にして到達点。捨てられた猫、恋人の犬、カエルのぬいぐるみ…言葉は伝わらなくても、わたしは愛している。

【著者紹介】
村山由佳 : 1964年7月、東京都生まれ。立教大学卒。1993年、「天使の卵 エンジェルス・エッグ」で小説すばる新人賞を受賞。作家としてデビュー。2003年、「星々の舟」で、直木賞を受賞。2009年、「ダブル・ファンタジー」で柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞を受賞。2021年、「風よあらしよ」で、吉川英治文学賞を受賞。恋愛文学の第一人者として、多くの作品を上梓してきた。2023年、デビュー三十年を迎える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    村山 由佳は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者デビュー30年記念作品としては、少し物足りない(頁数および内容)ですが、著者らしい短編集でした。オススメは、『同じ夢』&『訪れ』です。世間は狭いもので、著者と大学時代同じサークルだった人が、会社の同僚で私の隣に座っています(笑) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916439

  • さてさて さん

    村山由佳さんを思い浮かべる時、性愛と戦争を描く物語を避けて通ることはできません。この作品ではこの二つにプラスして”〈人〉と〈人ならざる者〉との交情”という村山さんが幼い頃から惹かれていたとおっしゃる世界に触れることで村山さんらしさ全開の物語が描かれていました。主人公たちの”人ならざる者”への強い想いに筆の力が強い説得力を与えていくこの作品。最後の短編〈訪れ〉に描かれた戦時下の物語に、これぞ村山さんを感じるこの作品。デビュー30年を迎えた村山さんの今後のご活躍にますます期待が高まるメモリアルな短編集でした。

  • いつでも母さん さん

    『原点回帰にして到達点。デビュー三十年記念作品』振り幅が大きいのはさすが作家さん!村山さんの作品からはいつもそんなこと思う。短編6話と作者あとがき。どれも「あぁ村山さんだ」と感じた次第。時にざわりと心の奥の雑多な感情の襞を起こし、ホロリとしたりした。読むタイミングって読書には大きな影響を与えるけれど、これは今の私にスーッと入ってきた。どれも好きだ。本当に好きだ。

  • モルク さん

    人とだけではない愛溢れる6話の短編。デビュー30周年記念作品。言葉が伝わらない相手でも心を通わせることはできる。慈しみ、いとおしみそして慰めを受ける。籠のバッグが語る「グレイ・レディ」が特に好き。そして後半の作品の方が人間くさく村役さんの本領を感じる。

  • Sato19601027 さん

    NHKラジオ「新日曜名作座」で放送されると知り、読んだ6編の愛の形。この物語で語られている「愛」は、「慈しむ心」と捉えるのが、一番近いのかもしれない。愛の対象は、時として、縫いぐるみや動物に向けられたり、大事なグッズに例えられているが、身近な人への優しい眼差しを感じる短編集だ。村山由佳先生が小説家になられて30年の節目に、心を自由に遊ばせて書かれたという物語。読み進める内に、子供の頃や、初恋、失恋、楽しかったこと、苦しかったことなどが頭の中でくるくる巡る贅沢な時間。幸せな読書時間だった。

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村山由佳

1964年、東京都生まれ。作家

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