メルケル 世界一の宰相

カティ・マートン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163914732
ISBN 10 : 4163914730
フォーマット
出版社
発行年月
2021年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
468p;20

内容詳細

世界で最も権力を持った女性宰相メルケル。その想いと人生を描き切った決定的評伝。

目次 : プロローグ 牧師の娘に生まれて/ 共産主義の秘密警察国家・東独で育つ/ 物理学科の優秀過ぎる女子大生/ 東独トップの科学アカデミーへ―袋小路の人生/ ベルリンの壁崩壊―35歳で政治家へ転身/ コール首相の“お嬢さん”と呼ばれて/ 初の女性首相へ登りつめる/ ブッシュ大統領と親交を結ぶ/ プーチン、習近平―独裁者と付き合う方法/ ベールに包まれた私生活/ オバマ―条件つきのパートナー/ 緊縮の女王―ユーロ危機と経済大国ドイツの責務/ 民主主義の守護天使―ウクライナを巡る攻防/ 難民少女へ見せた涙/ 二〇一六年、最悪の年―英国のEU離脱/ トランプ登場―メルケルは”猛獣使い”になれるか/ ドイツのもポピュリズムの波が

【著者紹介】
カティ・マートン : 米NPR、ABCニュースの元記者。受賞歴のあるベテランジャーナリスト。旧東欧圏・ハンガリーで生まれ育つ。ユダヤ人の祖父母はナチス・ドイツの時代にアウシュヴィッツで亡くなった。6歳のときに両親が秘密警察に連行される。後に一家で米国へ移住。ソルボンヌ大学、パリ政治学院で学び、ジョージワシントン大学で国際関係の修士号を取得。著作も多く、Enemies of the People:My Family’s Journey to Americaは、全米批評家協会賞の最終候補になった

倉田幸信 : 早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞記者、週刊ダイヤモンド記者などを経て翻訳家に

森嶋マリ : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ふう さん

    わたしはメルケルが好きでした。権威を振りかざすことなく、冷静に誠実に語りかけ、ときにお茶目でかわいらしい笑顔を見せてくれる。コロナによるロックダウンを呼びかける演説は、心からの訴えかけに、遠く離れた国にいても胸を打たれました。この本にはメルケルの生い立ちや考え方、政治姿勢が世界情勢と絡めてとてもわかりやすく書かれていて、ますます彼女が好きになりました。「わたしはわたしに賛成してくれる人々の首相であると同時に、わたしに反対する人々の首相でもあります。」この民主主義の基本を、どの国のリーダーも忘れないでほしい

  • なゆ さん

    なぜだかわからないが、私はこの方が好きだった。雄弁でもなく華やかというわけでもなく、質実剛健という感じが。あの、プーチンだのトランプだの習近平だのの猛獣ぞろいの中でも阿ることなく感情的になることなく淡々と渡り合っていたとこが。とても興味深い人物だ。東ドイツの物理学者だったメルケルは、ベルリンの壁崩壊後やっと西の自由な空気を味わい、35で政治家45で党首51で首相とすごい勢いだったのだ。メルケルの奮闘からEU事情も少しわかり、ロシア・ウクライナ問題をはじめ世界はまだまだ非常に危ういバランスなのだと思った。

  • キムチ27 さん

    第三者から見ると笑止と思える程に涙での読書体験を得た。装丁で朝夕ページを開く旅は無言のうちのメルケルとの空気の共有という想いで過ごせた。ほぼ同年代でありつつも過ごした時間/社会の熾烈さは及ぶべくもない。牧師の娘と生まれ比類なき明晰な頭脳を持った女性と同じ時間に生きたと言うだけでも随喜。2020末に舞台を去った彼女への評価は向後待たれるであろうとも個人的には最高の女性であり政治家と思える。2022地球はコロナで揺れ続け彼女不在の世界は中国 習/露 プーチンの歪んだ権威主義と未だ燻るトランプ主義の残像で不透明

  • ぶんこ さん

    政治家にとっての一国のトップとは、権力の象徴ととらえるか、『権力は何かを可能にしてくれるものー権力の反対は無力』と言い切り、理想とする世界構築に向けて挑んだ人。読後の感想は『自由の秘訣は勇気』と語った言葉そのものの人。そして誠実。派手さはないが、確実に信ずる道を進んだ稀有な人。東独での警察国家を耐えた35年間、首相になった時に初めて知った信用していた友の長年にわたる密告、そしてオバマによる個人携帯の盗聴。する側ではなく、される側で良かったと思いたい。プーチン、トランプの人間性に絶句。ここは辛くて流し読み。

  • TATA さん

    昨年に退任した独のメルケル元首相。彼女の生い立ちから近年の苦心惨憺たる政権運営までを綴った一冊。東独出身のリケジョというなにかと少数派に属する彼女ではあったが、その忍耐力と知力で重用されていく。本書は汎欧州主義や人権の立場から彼女の実績を高く評価しているが、欧州財政危機や移民問題での対応で彼女を厳しく批判する人がいるのも事実。ただ、意見の違いで激しく対立してしまう事案にも立ち向かった点は確かに彼女の功績。彼女がいなくなった後、欧州がきな臭くなってるように感じる。

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カティ・マートン

米NPR、ABCニュースの元記者。受賞歴のあるベテランジャーナリスト。旧東欧圏・ハンガリーで生まれ育つ。ユダヤ人の祖父母はナチス・ドイツの時代にアウシュヴィッツで亡くなった。6歳のときに両親が秘密警察に連行される。後に一家で米国へ移住。ソルボンヌ大学、パリ政治学院で学び、ジョージワシントン大学で国際

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