シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録

井川直子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163913681
ISBN 10 : 4163913688
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
381p;19

内容詳細

店を開けてもお客は来ない未曾有のコロナ禍。補償なき自主休業か、儲けなしの営業か、それともほかに道があるのか。苦悩の末にたどり着いた緊急事態宣言下の、それぞれの、今日の答え。何も正解の見えなかった2020年春、そして同年秋、未来を見据えてシェフたちが語ったこと。一人店主のバー、街角のイタリアン、ミシュラン星付きレストランまで。

目次 : 第1章 東京、緊急事態宣言/ 第2章 夜は二十時まで、お酒は十九時まで/ 第3章 出口が見えないなかで/ 第4章 なんでもやってみる/ 第5章 これまでは、気づかなかった/ 第6章 惑わされない/ 第7章 “その後”の世界はどうなっている?

【著者紹介】
井川直子 : 文筆業。料理人、生産者、醸造家など、食と酒にまつわる「ひと」と「時代」をテーマにした取材、エッセイを執筆。雑誌、新聞等でも連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    「レストラン」の意味は、心と体を回復させる、が由来。コロナ禍にあって、ここに載る34人のシェフたちは、どの方々も悩みながら、営業を続けたり、休業したり決断している。改めて飲食店の根底にあるのは、人とのつながりであることが強く感じられる。「人は人を求める」って言葉、よくわかります。2020年4月から5月にかけての第一波の時のインタビューと10月に再取材したインタビューを載せている。やはりこれからは、地元のいきつけの料理屋で、料理人と言葉を交わしながら、できるだけ近場で生産された食材を頂くのがいいかなと思う。

  • きみたけ さん

    著者は、食と酒にまつわる「ひと」と「時代」をテーマにした取材を多く手掛けるエッセイストの井川直子さん。2020年3月の歴史的なコロナ禍の第一波を受け、街の飲食店34名のシェフと店主たちの苦悩・失望・怒り・葛藤といった様々な感情をまとめた一冊。どの方もとても悩んだ末に自身の進むべき道を決断されていたのが印象的でした。「地元のため」「生産者のため」に行動した店主、医療従事者に弁当を届けるプロジェクトに参画したシェフ、コロナを機に新たなアイデアを実行に移す店主など、とても前向きな姿勢に感動しました。

  • tetsubun1000mg さん

    昨年3月末の非常事態宣言後と、半年後の10月に東京の有名レストランから下町の焼き鳥やさんのオーナー34名にコロナ過を取材した本。 コロナ過で生き残った飲食店であるが、その生の声をはじめて聴くことになった。 家賃も100万円近いし従業員を雇っている店がほとんどなので、毎月300万前後の支払いがある飲食店への打撃は思っていた以上に厳しかったようだ。 しかし、この本に登場するオーナーシェフ達は政府の支援は最初からあてにしないで、自分たちで対応策を必死に考えて実行あるいは充電に充てる。料理人の矜持が感じられる。

  • 今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン さん

    コロナ後、倒産する飲食店が増え始めた頃、私の身近でも「飲食店ってこんなに簡単に倒産するんだ」と言った人が少なからず。家賃、人件費、仕入れと廻さなくてはいけないお金は売り上げがストップすればたやすく支払いが滞るだろ。アーティストはお金がなければ制作できないので人一倍稼ぐことに神経質という。それと同じで飲食に関わる人たちもお金のことにはシビアだろう。作る情熱と同じくらいのエネルギーを資金繰りに回さないといけないだろう。休業する、営業する、形態を変える、いずれも店を続けるための日銭稼ぎの悪戦苦闘。店を守るため→

  • きゅー さん

    コロナ禍における飲食店主へのインタビュー集。ようやく落ち着いてきたが、収録されたシェフたちの声は2020年の、まさに私たちが未曾有の危機に直面していた時のもの。何が正解かわからないまま、それでも手探りで自分なりのベストを見出そうともがいている彼らの姿は勇ましい。書籍化にあたっては、インタビューから半年後の、彼らの「その後」の話も掲載されており、そのパートも興味深い。彼らはこんなことを言っている。コロナ禍前は店が満員になることが当然だった。しかしその状態というのは忙しすぎて何かを見落としていたかもしれない。

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